サンダーケレン・浸透型防錆プライマー・エポキシ錆止め
既存状態
踏面シート撤去
蹴込サンダーケレン
浸透型防錆プライマー
蹴込二液エポキシ錆止め
踏面のカチオン系フィラ―による不陸調整
残暑お見舞い申し上げます。
9月に入り、暦の上では秋ですが、あまりの暑さに驚いています。
10年前とは打って変わり、今後このような気候が続くと、今まで「この塗料は10年持ちます」「いや、15年以上です」等と評価された塗料の耐久性も、今後は通用しなくなってくるのでしょう。
さて、画像はホームページをご覧下さり、お問い合わせ頂いたことがきっかけで、ご用命いただいた、目黒区原町における鉄骨階段塗装の下地処理の様子です。
塗装工事はとかく「どのような塗料を使用し、何回塗るのか」という塗装仕様に注意が注がれがちですが、実は「どのように施工(塗装)するのか」という、施工工程が重要といえます。
これは、多くの塗装工事の原価の内訳が、材料費よりも施工に直接携わる職人の人件費が、高い割合を占めることからも断言することができるでしょう。
そして「どのように施工する」かは、その施工に携わる施工店の一職人にまで浸透した現実に脈打つ理念と職人の技術力によって、結果的に施工品質として現れるものであって、書面上における施工前の見積書の仕様記載には表現しきれない部分でもあります。
ゆえに、賢い業者選びと称し、数社見積もり合わせにより、単純に仕様を揃え、価格を比較し、安価な施工店を選定することが、必ずしも優良施工店に巡り合えるという結果に結びつくとは限らず、結果的に想定していた施工品質を満たすことが出来ないばかりか、相見積を実施し、機械的に一番安い業者を選定したが故、トラブルに発展してしまうケースさえあります。
前置きが長くなってしまいましたが、その重要な施工工程の中でも、最も重要な工程が、施工後は見えなくなってしまう下地処理です。
鉄部塗装では錆部を除去する「ケレン」という作業がその下地処理に当たります。
そして、どのような錆止め塗料や上塗り塗料を使用するということよりも、このケレン工程をどの程度行うかによって、今後どの程度保たせること出来るかが決定されるといっても過言ではありません。
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