201410/10
塗魂ペインターズ本結成
私たち塗魂ペインターズは何故社会貢献に邁進しようと誓ったのでしょう…
塗装業界の地位向上、企業の社会的責任、CSR活動の一環、細かい理由は多々ありますが、これらが根本目的ではありません。
根本目的は自他共の幸福です。
そして、我が生命の完全燃焼です。
そのために銭勘定を抜きにした社会貢献が必要だと直感したのです。
社会貢献とは具体的にいうならば関わった一人一人の心の中に明かりを灯すことです。
しかし、相手の心の中に灯した明かりは我が前を明らかに致します。
人は関係性の中で生きているゆえ、灯した明かりは自分自身の存在意義の実感として全て戻ってくるのです。
自己犠牲では継続できない。
経営戦略のための表面的な社会貢献ではすぐにメッキがはがれてしまう。
自他共の幸福、我が生命の完全燃焼、これこそが塗魂ペインターズの社会貢献の神髄なのです。
これからも寸分のぶれもなく、自他共の幸福のための社会貢献に邁進いたします。
さて、どんなに高尚な理念であっても、行動できなければ、また、行動の継続がなければ、絵に描いた餅にすぎません。
私たちは刹那的に盛り上がる組織をつりたくはなかった。私たちの子供や孫が誇り高く引き継いでくれる組織を志向してまいりました。
移ろいゆく時代の中、多くの組織が消えゆく中にあって同じテツを踏むわけにはいかなかったのであります。
ゆえに、私たちは自らに一つのハードルを設けました。
30カ所のボランティア実績、メンバー100社達成までは仮結成としよう。
それを達成した暁に、はじめて塗魂ペインターズの本結成としようと誓ったのです。
そして、本日をもちまして36カ所のボランティア実績、北海道から沖縄まで100社の団結を持って本日塗魂ペインターズ本結成とさせて頂きますことをこの場をお借りしご報告させて頂きます。
本日お忙しい中お集まりくださった皆様、なかんずく今まで私たちを支えて下さいました協賛企業皆様、あらためまして心より御礼申し上げます。
さて、私たちに塗魂ペインターズは何処へ向かうのか・・・
日本での活動は各方面が主導となり100の実績を目標に行ってまいります。
と同時に、医療や教育分野との連携を図りながら世界に目を向けていきたい思っております。
何ゆえ世界のこだわるのか…
それは、日本は先進国だからです。
先進国であるがゆえに瞬時に世界の様子を知る事が出来ます。
知れるということ自他が使命がある事なんだと思います。
病気になっても医療を受けられず死んでゆく子供、お金がないゆえに人身売買される女の子、わずかなお金が無いゆえに20になる前にエイズになって死んでいく。
2年前、パキスタンでは女性の教育を受ける権利を主張する少女が銃撃される。当時15歳のマララさんです。
これが私たちの生きている社会の現実です。
このようなことを知って、日本では社会貢献とうたっておきながら、一人の人間としていったい何が出来るのか。
国境を超えると心は変わってしまうのか…
所詮ペンキ屋にどうすることもできないのか…
私たちは「違う」と思うのです。
私たちの普段塗っている塗料には断熱塗料がある。
空気を浄化する塗料がある。
抗菌塗料、あるいは塗るだけ明るくする塗料があります。
これは途上国に行けば魔法のペイントに違いありません。
それを途上国の医療施設や教育施設に塗ったらどうか…
命をも救えることに繋がらないだろうか…
また、優秀なる人材を輩出することに繋がらないだろうか…
いえ、救うというのは先進国の傲慢で、もしかしたら、救われるのは実は私たちなのしれません。
きっと、1日1日を懸命に生きている途上国の子供が、私たちがいかに恵まれ、誇り高い仕事に従事しているのかを実感させてくれるに違いないと思うのです。
ゆえに、地上にある貧困、人種差別、基本的人権の剥奪等、私たちはこれらの諸問題についてペンキ屋として真正面から向かい合いたいと思います。
甚だ生意気でございますが、ペンキ屋として地上から悲惨の二字をなくしたい。
否、私たちは塗魂ペインターズであるゆえに悲惨の二字を幸福の二字に塗り替えるたいと思うのです。
これが嘘偽らざる塗魂ペインターズの展望です。
まだまだ力不足で未熟な部分も多々ありますが、承知のうえです。
しかし私たちは自身が結果的にできるか否かを問うのではなく、
この胸のど真ん中にやろうとする心があるのかないのかそれを問い続けて誠実にこの道を歩んで参ります。