屋根塗装

縁切り部材のタスペーサー

縁切りの重要性について

タスペーサー挿入

タスペーサー挿入

こちらは施工を開始させて頂いてから本日で5日目、高圧洗浄、木部のサンドペーパー研摩、板金部分の錆止め処理、屋根の下塗り(シーラー)まで完了しております。

(東京都武蔵野市)

屋根の縁切りとは、屋根の重なり部分の適切な隙間を確保するため、重なり部分を切る工程を言います

さて、なぜ、スレート屋根の塗り替えにおいて「縁切り」が必要なのか申しますと、

本来、スレート屋根の重なり部分は雨水の排出や通気のため適正な隙間があります。

スレート瓦の屋根塗装の際、塗装工程の三工程(下塗り・中塗り・上塗り)を行いますと、多くの場合、この重なり部分に塗料が入り込んで塞がってしまいます。

この状態ですと、雨や雪が降った場合、毛細管現象により、雨水を吸い上げてしまい、なかなか雨水が抜け切らないという悪循環が起こりはじめます。

そして、この状態を放置してしまいますと、下地合板を腐食させたり、最悪の場合、塗装したによって、かえって雨漏りが生じてしまうケースもあります。

このようなことを起こさない為、塗装工程終了後、「縁切り」という作業が必要になります。

しかし、この「縁切り」作業は労力がかかり、また、注意深く行わないと、折角塗装した部分に傷をつけてしまったり、スレート瓦を割ってしまう危険もあります。

また、縁切りした後にし、ばらくして、また密着してしまうということもあります。

そこで、この縁切りの労力を半減し、かつ、塗装しても重なり部分に適正な隙間を確保し、縁切りの必要性をなくすことが出来る縁切り部材が「タスペーサー」(セイム)です。 

このタスペーサーを、スレート瓦一枚当たり2箇所、適正な場所に差し込むことで上塗り完了後も適切に隙間が確保され縁切りを行ったと同様の効果が得られます。

屋根塗装縁切り.jpg

縁切りの労力
日本の平均的な住宅で、延べ床面積30坪程度の総二階の屋根ですと70~80㎡の面積があります。

この面積の縁切りを適切におこなうには大凡2人で1日(2人工)の労力を要します。

タスペーサーの場合は、1人で半日から2/3日で、材料費がかかるものの人件費は半分以下に抑えられるばかりでなく、確実に通気を確保することが出来ます。

 

さて、昨日と同様のお話となりますが、塗装で出来る社会貢献を模索するボランティア塗装集団、塗魂ペインターズの東北復興支援第一弾として、被災によって失業を余儀なくされた塗装職人の受け入れ支援を開始致しました。被災によって仕事を失ってしまった塗装職人の方はもとより、受け入れ可能な塗装業者様はご遠慮なくご連絡くだされば幸いです。

shien.jpg

サイディング

シーリングの種類について

シーリング材は適材適所

シーリングの種類について

昨日シーリングについて触れさせて頂きましたので、コンテンツにもまとめさせて頂いておりますが、シーリングの種類について触れさせて頂きます。

シーリング材にも塗料と同様多くの種類があります。

例 えば、アクリル系,ウレタン系,シリコーン系、ジョイント部分の伸縮の追従性のある低モデュラス,追従性の必要のない部分に使用される高モデュラス、1液 型、2液型、塗膜との相性の良いノンブリードタイプ、シックハウス対応の室内専用シーリング材など、多くの種類があります。

シーリングの場合は塗料のような耐久性横軸と価格の縦軸の単純なグラフのような分類ではおさまらず、適材適所に使用することがもっと重要となります。

シーリングメーカーによって、多少、成分や見解の違いはありますが、シーリングの種類や特徴、施工部位の適材適所について、簡潔にご説明させて頂きますと下記の通りとなります。外部塗装サイディング適材適-2.jpg

アクリル系

ALCの新築時に使用される頻度が高く、コストパフォーマンスに優れているといえますが、改修時では耐久性の視点からあまりお勧めは出来ません。

ウレタン系

外壁モルタル面のVカット補修やサイディング改修やALC、RC改修時に使用される頻度が高く耐久性及び塗膜との密着が優れています。
但し、多くのウレタンシーリングが紫外線に弱いため、上から塗装しない場合はあまりお勧めできません。

ウレタンシーリング材の中でも、可塑剤の入っていないネオウレタンシーリングの機能は別格で、他のシーリング材と比較し乾燥時間を要するという作業性、相対的に高価な材料価格、既存シーリングが不良硬化している場合の化学反応の危険性、以上の問題さえさえ解決されていれば、耐久性、動きに対応する応力緩和性、塗膜との密着性等、色彩の対応力等あらゆる点において優れたシーリング材ということが出来ます。

例)オートンサイディングシーラント(オート化学)

変成シリコーン系

サイデイング目地ややタイル面、石面に使用される頻度が高く、耐久性に優れているため、シーリング仕上げの上から塗装しない場合にもお勧めできるシーリング材です。

サイディング改修時など上から塗装する場合は塗膜との密着が弱いことと、ブリード(塗膜の汚染)が起きてしまうのでシーリング材の上にプライマーを塗る必要があります。

最近では、ノンブリードタイプの変成シリコンが開発されましたので、サイデイングの改修時に耐候性及び塗膜の非汚染性の視点から最も効果を発揮している製品と言えます。

シリコーン系

ガラス廻りや浴室や洗面などの水廻りに適しています。

耐久性〔耐熱性や耐寒性)は抜群ですが、塗膜との相性は最も悪いため、シーリングの上から塗装する場合は使用を避けなければなりません。

ポリサルファイド系

耐候性及び基材に対する非汚染性に優れていることから、タイルや石材の目地に適しています。

下記は、シーリングメーカーのホームページとかなり専門的となりますが、シーリングメーカーによる
資料です。
詳しく知りたい方はご参考になさってください。

<シーリングメーカーリング>
セメダイン
サンスター技研
オート化学
コニシ

さて、昨日と同様のお話となりますが、塗装で出来る社会貢献を模索するボランティア塗装集団、塗魂ペインターズの東北復興支援第一弾として、被災によって失業を余儀なくされた塗装職人の受け入れ支援を開始致しました。被災によって仕事を失ってしまった塗装職人の方はもとより、受け入れ可能な塗装業者様はご遠慮なくご連絡くだされば幸いです。


shien.jpg

サイディング

シーリングの打ち替え

まずは、既存シーリングの撤去から

目地のシーリング撤去

目地のシーリング撤去

窓廻りシーリング撤去

窓廻りシーリング撤去

シーリングの打ち替え

こちらの現場は4日目、外装の高圧洗浄、外構の薬品洗浄、鉄部の錆止めまで進み、本日からシーリング工事に着手しております。

このシーリング工事、外壁がパネルやサイディングの場合目地や窓廻りに必ずシーリングが打たれておりますが、外装メンテナンスにおいて最も重要な工程と言えます。

そして、この外装パネルのメンテナンス時におけるシーリング処理には「増し打ち」と「打ち替え」の2つの方法があり、それぞれの工法は以下のように分けることができます。

1.比較的新しい部分や、弾力性の残っていて「増し打ち」を行っても適正なシーリングの厚みがとれる場合には、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を打つ「増し打ち工法」

2.劣化が進み弾力性が残っていない場合や増し打ちによって厚みがとれない場合は既存のシーリング材を撤去し新しいシーリング材に打ち替える「打ち替え工法」

尚、シーリング材の「厚み」が取れるか否かによって工法が別れるのは、シーリング材は「厚み」が取れてはじめて、その機能(耐久性)を発揮できるためです。

こちらでは、以下の3点の理由から、全面的にシーリングの打ち替えを実施しています。

築10年以上の歳月が経過していること。

特に南面に関しては既存シーリングの劣化が著しく既に防水機能を果たしていないことが確認できること。

打ち増しでは耐久性を確保できる適正な厚みが確保できないこと。

 

さて、話は変わりますが、塗装で出来る社会貢献を模索するボランティア塗装集団、塗魂ペインターズの東北復興支援第一弾として、被災によって失業を余儀なくされた塗装職人の受け入れ支援を開始致しました。被災によって仕事を失ってしまった塗装職人の方はもとより、受け入れ可能な塗装業者様はご遠慮なくご連絡くだされば幸いです。

 

 

外壁タイル

浸透性吸水防止材

質感をそのまま、防水機能を付与

アプローチ壁に天然石によるモールディング

アプローチ壁に天然石によるモールディング

水を撥水

水を撥水

タイル面に浸透性吸水防止材2回

タイル面に浸透性吸水防止材2回

画像は真っ白い外壁についた人工石材による装飾モールです。

(茨城県守谷市)

10年の歳月によって細かい目の中に浸透した汚れを高圧洗浄によって洗浄、人工石材に浸透性吸水防止材を塗装し、質感を残したまま防水機能を付与しました。

この材料は見た目には塗られているいないか判りませんが、水滴を落として見ると防水機能があることが目み見えて判ります。

 さて、この浸透性吸水防止材はタイル面や打放しコンクリート面で、質感を生かしながら防水機能を持たせたい場合に使用されます。

耐久性のみを重視する場合にはクリヤー塗装に軍配が上がりますが、美観を重視しながら耐久性を向上されるのに適した材料と言えます。

p_tilecera.jpg004塗装のうんちく-1.jpg

外壁塗装

雨なので

5人体制による高圧洗浄

養生メッシュシート

養生メッシュシート

高圧洗浄1

高圧洗浄1

高圧洗浄2

高圧洗浄2

本日は雨のため外部で塗装工程に入っている現場はすべて中止し、昨日足場を建てたこちらの現場で、洗浄機2台、5人体制で高圧洗浄を実施です。

(東京都品川区)

私自身は、足場設置前には把握しきれなかった、2階以上の外装の詳細な現況把握に努めさせて頂きました。

明日は引き続き打放しコンクリート面の薬品洗浄、その他高圧洗浄に入らせて頂く予定です。

ブログ001用-1.jpg

さて、塗魂ペインターズの新サイト制作が進行しております。

塗魂ペインターズは、建築塗装業の強みを最大限発揮し、地域貢献、環境貢献といった、社会貢献活動を継続的に実施する中で、参加メンバーの意識改革を通 し、塗装業界自体の向上を目指す打算抜きのボランティア集団です。そして、結果的に、所属各社が社会にとってなくてなならない存在になることを目的として おります。

所属メンバーは、心から尊敬できる皆様です。

過去の実績は下記の通りです。

2010/10/13 「イーコトプロジェクト第2弾完了」

2010/03/31 「イーコトプロジェクト完了」

to-kon_b.jpgのサムネール画像のサムネール画像