屋根塗装 雨漏り

タスペーサー

雨漏りさせないために

タスペーサー

雨水の滞留を防ぐタスペーサー

雨水の滞留を防ぐ縁切り作業

雨水の滞留を防ぐ縁切り作業

 画像は屋根塗装における一連の工程の一場面で、白く塗られている部分は、下塗りで、遮熱機能のあるシーラー、雪止め金具廻りがグレーの部分は中塗り材のガイナ、瓦と瓦の間にいくつも見える黒いものが縁切り部材のタスペーサーです。

屋根塗装の塗装工程は、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りとなります。

しかし、上記のような洗浄の塗装工程だけですと、塗膜が厚くなり、瓦の重なり部分に塗料が詰まり雨漏りの原因となってしまいます。

なぜ雨漏りの原因になってしまうのかという結論の前に、まず、屋根の防水構造からご説明しますと、

屋根の防水構造は、仕上げ材の瓦のみで防水機能が完結しているのではなく、第一に屋根材である瓦を下から順々に重ね合わせることで雨を浸入させないしくみを施し、次に、屋根材の下に雨水の不慮の浸入があった際に、屋根材の下防水機能のあるアスファルトルーフィングによって雨漏りを防ぎ、瓦と瓦の重ねり部分の隙間から、速やかに外部へ排出できる仕組みとなっています。

専門的に綴らせて頂きますと、屋根材が一次防水として、屋根材の下のアスファルトルーフィングが二次防水として働き、防止機能を完結していることとなります。

さて、最初の話に戻りますと、もとより屋根の防水機能は屋根材だけでは完結できず、屋根材の下に雨水が回ってしまった不慮の浸入の際に、瓦と瓦の重なりから雨水が排出される構造になっていますので、重なり部分が塗膜でくっついてしまったり、塗料が詰まったりしますと、雨水が排出されず、瓦とアスファルトルーフィングの間にいつまでも雨水が滞留してしまうことになります。

そうしますと、アスファルトルーフィングを抑えているタッカーや瓦を取り付けている釘穴の周りから雨水が染みこみ雨漏りを引き起こすこととなります。

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縁切り部材のタスペーサー

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安田塗装の雨漏り原因調査&対策

外壁塗装 道具

新たなる人間関係

心より感謝

新たなる人間関係

全景

目地シーリング部拡大

目地シーリング部拡大

木目調サイディング

木目調サイディング

先日から幾度かご紹介させて頂いた外壁改修工事が完成いたしました。

外壁下地は150kg/㎠の高圧洗浄

窓廻りとサイディング目地はオートンイクシードによる打ち替え

1階木目調サイディングは無機系クリアー仕上

2.3階サイディングはマイクロキューブローラーによる水性シリコン仕上

全てが全て最も高い仕様ではありませんが、費用対効果のバランスの良い塗装仕様です。

完了後、ありがたいことに、ご主人とお嬢様がわざわざご来社下さり、

「きれいに仕上げてくれてありがとうござます」

との御礼のお言葉を頂くことができました。

私にも娘がいますので、なんとなく想像したのですが、娘さんとの買い物の帰りに、「お家きれいになったよね」等の会話となり、「一緒にお礼を言いに行こうよ」との話になったのかもしれません。

私の勝手な想像ですが…(笑)

たとえ細やかであたとしても、仕事を通し新たな温かな絆が築かれ、自身の存在意義を感じさせて頂いてることは、きっと自分自身の人生を目には見えない宝を増やしているように思えてなりません。

私たちはどこまでも、このような人間関係を大切にしていくことをあらためて決意させていただきました。

自然塗料

プラネットジャパン3

ゲルト・ツィーゼマン氏の公正なる精神

ゲルト・ツィーゼマン氏

ゲルト・ツィーゼマン氏

原材料を全て公開

原材料を全て公開

聖ニコライ教会

聖ニコライ教会

関東支社でのセミナー

関東支社でのセミナー

プラネットジャパン1では平尾社長の青年時代とプラネットジャパン創業について、2では、クライデツァイトの歩みと現在について触れ、今回はクライデツァイトの哲学をご紹介いたします。

クライデツァイトの哲学

全ての成分 / 原材料は公開

卵や大豆、漆などの自然・天然の原料でもアレルギーを引き起こすことがあります。

しかし、すべての原材料が公開されていればアレルギー体質の方もアレルゲンを含まない製品を選択することができるからです。

歴史的建造物や重要文化財の修復作業に関するノウハウを提供

東西ドイツが統一されるきっかけともなった聖ニコライ教会やドイツの作家ゲーテの生家、作曲家バッハゆかりの教会など様々な歴史的建造物や重要文化財の修復作業の際には製品だけではなく、ノウハウも同時に提供しています。

人と環境に配慮した安全な製品作り

エンドユーザーに対する安全だけではなく、「原料の採掘・採取」、「製造」、「施工」、「住まう人」、「廃棄時」の全ての製品ライフサイクルにおいて常に人と環境に配慮した安全な製品作りを行っています。また、製造は原料を“粉砕”、“濾過”、“加熱”するといったシンプルなプロセスで行われており、必要なエネルギーはおがくずを燃やすことによって賄われています。

 セミナー開催などを通じて常に情報を発信

ドイツ国内ではマイスター、販売店、DIYユーザーなどに対して様々なセミナーが開催されています。
また、毎年テクニカルチームが来日し、日本各地でもこれまでに30回近くのセミナーが開催されました。

クライデツァイトのこれから

ゲルト・ツィーゼマン氏は言います。

「ラスコーの洞窟に描かれている壁画から現代に至るまで塗料は私たちと共に歩み続けています。

卵やビール、チーズなどを接着剤に、土を顔料として塗料が作られていた歴史があるのに現代の人々が合成塗料しか知らないというのは驚くべきことです」

3回の社屋移転を経て社員数は25名ほどに増えましたが、今でも最新式のミキサーとオイル精選用のポット、精巧な秤以外は機械らしいものが見当たりません。

毎年春になると何組かのツバメのカップルが訪れ工場の軒下で子育てを行えるような静かな環境で変わらず製品が作られています。今後も伝統的な歴史を踏襲しつつ、さらに人と環境に優しい自然塗料・天然壁材の製造に取り組んでいきます。

——テキスト及び写真はプラネットジャパン様HPより引用並びにご協力——-

往々にしてビジネスというのは、その本来の性格から経済効率を上げ、利潤を追求することを第一義とし、企業の論理や資本の論理に左右され、しばしば利潤をめぐる争いであったり、環境破壊であったり、そして、戦争の誘因さえなってきた歴史があります。

塗料で言うならば、近代から現代かけて、石油化学合成による合成樹脂塗料は高耐久と鮮やかな色彩の需要に押され、圧倒的に広まりましたが、石油や石炭など限られた天然資源の減少はもとより、揮発性有機化合物による地球温暖化などの環境負荷とシックハウス症候群や科学部室過敏症などの人体に対する悪影響は明らかとなっています。

しかし、クライデツァイトの経営理念は、ゲルト・ツィーゼマン氏の公正な精神によって、

・消費者への思いが塗料メーカーにとって企業秘密ともいうべき、全ての成分と原材料の公開となって現れ

・地球環境への思いが、原材料への採取から、製造過程、使用過程、廃棄過程に至るまでの製品のライフサイクルが生態系に負荷を与えない製品となって現れ

・文化へ思いが、歴史的建造物と重要文化財の修復作業におけるノウハウ提供となって現れているのでしょう。

きっと、科学も政治も、そして経済も、あらゆる活動は人の苦しみを減らし、幸福を増すためにあり、貢献していかなければならないということを知悉していたに違いありません。

だからこそ、差別ない社会への思いを世界に発信しようとの、プラネットジャパン平尾社長のカウナスにおる、杉原千畝記念館再生の活動に積極的にご協力して下さり、その成果を我がことのように、心から喜んで下さったのです。

それは、きっと、ゲルト・ツィーゼマン氏ご自身の哲学である「個人の幸福と社会の繁栄は一致しなければならない」という平和への思いと重なったからに他ならないでしょう。

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陰の大功労者

昨年秋、クライデツァイトのシリカットペイントで杉原千畝記念館を蘇生させて頂いた理念の映像です。

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自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

ガイナニュース 塗料

ガイナ省エネ大賞受賞

石子達次郎社長

ガイナ省エネ大賞受賞

2013年夏 石子社長 島根にて

2013ガイナ道場にて

2013ガイナ道場にて

今日は大変嬉しいことがありました。

現場において電話が鳴り、電話を見ると「石子達次郎」との表示が出ていましたので、

慌てて電話を出ましたら、「ガイナが省エネ大賞を受賞しましたよ」との嬉しそうなお声を頂きました。

日本の塗料業界と言えば、日本ペイントや関西ペイント、そして、その他大手の塗料メーカーが群雄割拠ひしめく中、会社規模でだけで言うならば日進産業様は板橋区の中小企業かもしれません。

しかし、多くの方が感動した「下町ロケット」や「陸王」の物語のように、製品であるガイナにかける真心と、大手メーカーが多大な開発費をかけて開発した製品にも勝るとも劣らないガイナの断熱機能と、そして仲間に夢を与えてくれる大きさで言うならば、どこにも負けない塗料メーカー随一の大企業です。

そんな日進産業様は、塗魂ペインターズの塗装できる社会貢献活動にいち早く賛同して頂き、日本国内のみならず、ハワイへ、ベトナムへ、そしてリトアニアへ、共に歩んで下さっている大切な大切なパートナーであり、石子社長は心から尊敬する大先輩です。

日進産業様、そして、石子社長、省エネ大賞受賞、誠におめでとうございます。

 

省エネルギーセンターで紹介されたガイナの概要は下記の通りです。

本製品は、中空のセラミックを混入した塗材である。密度の高い複数の金属をセラミック成分に加えて発泡させることにより、中空でφ50μm以下の微細なセラミックビーズを生成する。

塗装によりセラミックビーズが基材表面に積層され、熱浸透率が低く、放射率が高い不燃性塗膜を形成することができる。塗面の反射率は近赤外線領域で高く、遠赤外線領域では低くし、屋外塗装時の日射反射による夏季省エネ(遮熱)だけでなく、室内塗装時には、遠赤外線効果による体感温度への影響も期待できる製品となっている。

一般の水性塗料と同様の取り扱いが可能であり、内外装をそれぞれ同塗材、一般塗料で仕上げた住宅で冷暖房を稼動する実験の結果、消費電力削減効果は夏季で23.4%、冬季で21.6%を達成。

また、屋根面への同塗材塗布前後で消費電力量約20%/年の削減を実証している。

> ガイナについて 詳しくはこちら
ガイナで地球と人に優しい暮らし。ガイナの心を知る施工店 安田塗装におまかせください!

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自然塗料

プラネットジャパン2

クライデツァイト プラネットジャパンのパートナー

すべては1987年に始まりました。反抗心からでした。 当時は、ウッドチップの壁紙を白く塗るのが流行していました。白い顔料は今でもチタンホワイトで、製造過程で薄い酸が生成されます。この薄い酸が北海に投棄され、大量のアザラシが死にました。 ゲルト・ツィーゼマンはこれに対抗したいと考え、古い塗装業界を研究し、チョーク、カード、ホウ砂から作られた壁用塗料のレシピを見つけました。彼はこれらのレシピを原材料とともにエコマーケットで提供し、多くの興味を持つ人々を見つけました。

すべては1987年に始まりました。反抗心からでした。 当時は、ウッドチップの壁紙を白く塗るのが流行していました。白い顔料は今でもチタンホワイトで、製造過程で薄い酸が生成されます。この薄い酸が北海に投棄され、大量のアザラシが死にました。 ゲルト・ツィーゼマンはこれに対抗したいと考え、古い塗装業界を研究し、チョーク、カード、ホウ砂から作られた壁用塗料のレシピを見つけました。彼はこれらのレシピを原材料とともにエコマーケットで提供し、多くの興味を持つ人々を見つけました。

1992年、ゲルト・ツィーゼマンは娘たちと一緒に「マウスの旅」を観ました。そこでは石油ベースの塗料の製造について説明されていました。ゲルト・ツィーゼマンは編集者への手紙の中で、石油化学製品なしで塗料を製造できると書いています。アルミン・マイヴァルトと彼のチームはゲルト・ツィーゼマンと一緒に 3 つの作品を撮影し、その中でカゼイン接着剤の威力と無毒の壁用塗料の製造を紹介しました。これらの作品の反響は白亜紀の画期的な進歩であり、私たちの小さな会社は成長し始めました。壁用塗料に加えて、木材用の油性塗料や表面デザイン用の伝統的な漆喰が開発されました。

1992年、ゲルト・ツィーゼマンは娘たちと一緒に「マウスの旅」を観ました。そこでは石油ベースの塗料の製造について説明されていました。ゲルト・ツィーゼマンは編集者への手紙の中で、石油化学製品なしで塗料を製造できると書いています。アルミン・マイヴァルトと彼のチームはゲルト・ツィーゼマンと一緒に 3 つの作品を撮影し、その中でカゼイン接着剤の威力と無毒の壁用塗料の製造を紹介しました。これらの作品の反響は白亜紀の画期的な進歩であり、私たちの小さな会社は成長し始めました。壁用塗料に加えて、木材用の油性塗料や表面デザイン用の伝統的な漆喰が開発されました。

2002 年、ゼーレムの古い製材所が当社の本社になりました。30 名の従業員が製品の製造、梱包、発送を担当しています。夏には、ホールで繁殖するツバメのつがいを歓迎します。パッケージにツバメの糞が付いても、苦情の理由にはなりません。

2002 年、ゼーレムの古い製材所が当社の本社になりました。30 名の従業員が製品の製造、梱包、発送を担当しています。夏には、ホールで繁殖するツバメのつがいを歓迎します。パッケージにツバメの糞が付いても、苦情の理由にはなりません。

現在は彼の娘であるレア・ハンコファーとユーレ・ツィーゼマンが取締役を務めており、「環境に優しい方法で生産できないものは、生産しません! 」という原則に従って一貫して会社を経営し続けています。自然と環境を大切に扱い、再生可能な原材料のみを使用して製品を製造するという当社の価値観は、若い世代にも共感を呼ぶと確信しています。

現在は彼の娘であるレア・ハンコファーとユーレ・ツィーゼマンが取締役を務めており、「環境に優しい方法で生産できないものは、生産しません! 」という原則に従って一貫して会社を経営し続けています。自然と環境を大切に扱い、再生可能な原材料のみを使用して製品を製造するという当社の価値観は、若い世代にも共感を呼ぶと確信しています。

それでは、平尾社長の経営するプラネットジャパンの大切なパートナー企業であるドイツのクライデツァイトとはどんな会社なのでしょう?

クライデツァイトのあゆみ
クライデツァイトの誕生

ドイツ国内では純自然塗料メーカーとして常にトップクラスの評価を得ているクライデツァイト。
しかし、同社のはじまりが青空市場だったことはあまり知られていません。
社長のGert Ziesemann(ゲルト・ツィーゼマン)氏は、青空市場で有機野菜を販売する傍ら、訪れるお客さんに伝統的で化学物質を一切含まない安全な塗料や壁材の作り方を分かりやすく説明していました。
これが徐々に評判を呼び、1988年に自然塗料メーカー“クライデツァイト社”が産声をあげました。

クライデツァイトの今
現社屋および工場はドイツ北部のゼーレムという人口900人の小さな村に位置しており、ここでプラネットカラーやプラネットウォールなどの製品が製造されています。
工場というと近代的な建物をイメージされがちですが、塗料や壁材はすべて天然の素材を調合し、伝統的な製法で作ることにこだわっているので、機械は最小限に、できるだけ人の手で製造しています。

クライデツァイトの工場
ここには創業当時使われていた1880年代のアンティークな攪拌機が今でも大事に展示されています。
1880年代のアイスクリーム製造用のアンティークなミキサー。
クライデツァイト社では創業から1994年までこのミキサーが使われていました。
皮のベルトで動くので騒音がひどく、一度に攪拌できるパウダーの量も限られていました。
また,社屋の裏手にはかぼちゃなどの作物畑がありますが,廃棄処分となった壁材などが一旦コンポーザーに貯蔵され、その後肥料として使われています。収穫されたかぼちゃは秋には美味しいパンプキンスープに生まれ変わって、社員の舌を楽しませます。
工場裏手にはかぼちゃ畑があります。製品には防腐剤が含まれていないため、牛乳たん白などを含む製品の使い残しは作物の肥料として土に還元されます。

—–以上プラネットジャパンのHPより引用——-

有機野菜の青空市場からその自然素材を利用した安全な塗料と壁材づくり

小さな村でのあたたかい家族的経営、機械化による効率化よりも人の手を施した温もりのある製造過程

目先の効率化よりも社員と環境を大切にする経営姿勢

きっと、時代の流れても大切なものを忘れない一貫性のある経営理念に裏打ちされた経営が温かな心が平尾社長の心を動かしたのでしょう。

 

Our History

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