201804/30
201804/28
捨てテープの効果
サッシと外壁に綺麗に見切る
以前サッシ廻りの養生の配慮として、捨てテープは貼る旨のブログを書かせて頂きました。
マスカーだけの1回の養生で塗装を始めるほうが作業効率が良いように思われがちですが、実はテープとサッシの間に塗料が入ることによって生じるにじみが生じ養生をとった時に清掃に必要性があること、
塗膜が厚くなってしまうため、養生を剥がす際にきれいに剥がれず、あとでカッターで残った塗膜を削り取る場合にサッシや外壁自体の塗膜を傷つけつけてしまう危険性があるため、
捨てテープを施し、塗料のにじみや補修塗装の手間を回避するという内容です。
このように、養生に一手間かけることで現れる効果が右の画像です。
塗膜が乾燥する前に、捨てテープをとることで、サッシと外壁との見切りをきれいな直線となり、施工後に補修塗装や補修や清掃時に伴ことでサッシを傷つけてしまう危険性が取り除かれます。
丁寧で的確な作業は美しい仕上がりとなって現れます。
201804/27
ノン結露2
ノン結露仕上が完成し、3日間の塗膜乾燥期間を設け、各階の階数表示を貼り付け、EVホール結露防止仕上の完成です。
ノン結露は、特殊水性アクリル樹脂と吸水性、水分発散性の良いセラミック系骨材とのハイブリッドにより、屈曲性に優れた塗膜を形成し、速い吸水性、水分発散性を活かして優れた結露防止性を発揮する結露防止塗料です。
今回のような鉄筋コンクリート造の壁面以外に、押入れの中、タンスの裏、トイレ、キッチンまわり、浴室の周辺など、結露の発生しやすい場所で、効果を発揮します。
さて、このノン結露の開発元は、塗る断熱材で高い省エネ技術が認められ、省エネ大賞を受賞した日進産業です。
繰り返しになりますが、省エネルギーセンターで紹介されたガイナの概要は下記の通りです。
本製品は、中空のセラミックを混入した塗材である。密度の高い複数の金属をセラミック成分に加えて発泡させることにより、中空でφ50μm以下の微細なセラミックビーズを生成する。
塗装によりセラミックビーズが基材表面に積層され、熱浸透率が低く、放射率が高い不燃性塗膜を形成することができる。塗面の反射率は近赤外線領域で高く、遠赤外線領域では低くし、屋外塗装時の日射反射による夏季省エネ(遮熱)だけでなく、室内塗装時には、遠赤外線効果による体感温度への影響も期待できる製品となっている。
一般の水性塗料と同様の取り扱いが可能であり、内外装をそれぞれ同塗材、一般塗料で仕上げた住宅で冷暖房を稼動する実験の結果、消費電力削減効果は夏季で23.4%、冬季で21.6%を達成。
また、屋根面への同塗材塗布前後で消費電力量約20%/年の削減を実証している。
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201804/26
ダイヤカレイドビジュー2
一般的な多彩模様塗料との違い
さて、このダイヤカレイドですが、一見すると一般の多彩模様塗料と変わらないのですが、
こちらは成膜化した塗膜を裁断し、カラーフレーク化し、それをクリヤー(上塗材)に混ぜ込み分散させている野に対し、一般的な多彩模様の塗料は、顔料カプセル(ゲル)で意匠性を表現しているものです。
一般的なものは、吹付けの段階で多彩模様に仕上げており、湿度等の作業環境で仕上がりに差が出てしまうのに対し、カラーフレークで意匠性を出すダイヤカレイドは、作業環境に左右されることが少なく、メーカーが望む光沢のある立体的な塗膜に仕上がります。
また、ダイヤカレイドの製造手法は、塗膜の耐候性においても優れた特徴を得ることがえきます。
カラーフレークを分散した上塗りはクリヤーのため、チョーキングが発生しにくい。さらに、カラーフレークは焼付による工場生産しているので物性が安定し、変退色が起こりにくいのが特徴です。
実際にメーカーが10年モニタリングしている同製品を施工した物件を見ても、チョーキングや退色が発生していない今までにない耐候性と意匠性に伴った多彩模様の塗料と言えます。
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201804/24
ノン結露
大手ゼネコン様のご依頼により、みずほ銀行のとある支店のEVホールをノン結露にて塗装させて頂いております。
ノン結露は塗る断熱材ガイナを開発した日進産業開発の結露防止塗材で、その効果はガイナ以上です。
結露のメカニズムは、いったいどうなているのでしょうか…
結露の原因となる空気中の水分は、熱エネルギーを持ち、温度の高いところから低いところへと移動をしていきます。
外の温度が低く、室内の温度が高い場合、室内の熱エネルギーを持った空気中の水分が壁面や天井など、周辺環境より温度の低い箇所へ到達すると、熱エネルギーは伝導して逃げていきますが、水分は構造体を通過できず、表面に取り残され、この水分が結露となって現れます。
ノン結露は中塗りの断熱層と上塗りの水分を吸放出する層のハイブリッド塗膜によって結露の発生を抑えております。
尚、ノン結露の上塗り材は刷毛やローラーで塗装しますと塗継ぎができてしまうので、仕上がりを重視する場合、低圧温風塗装機で仕上ます。
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