道具

道具に込められた開発者の真心

マルヨシフェアにて思う

道具に込められた開発者の真心

塗魂の刷毛とともに

塗魂の刷毛

塗魂の刷毛

サンダーバード

サンダーバード

試行錯誤のマイクロキューブ

試行錯誤のマイクロキューブ

使い込まれた宇宙

使い込まれた宇宙

宇宙の刷毛と共に

宇宙の刷毛と共に

刷毛の製造工程

刷毛の製造工程

好川取締役と共に

好川取締役と共に

本日は、材料の仕入れ先である三興塗料様のご配慮もあり、大阪で開催される好川産業様のマルヨシフェア「塗装機材展」にお伺いさせて頂きました。

好川産業様は刷毛やローラーに代表される塗装用具の製造メーカーです。

好川産業

そして、多くの塗装用具の製造メーカーの中にあって、塗装による社会貢献活動を継続的に行ってきた塗魂ペインターズの活動にご賛同して下さり、発足当初より現在に至る約10年近く、あらゆるボランティア活動において、刷毛やローラーにはじまり、さらには養生品や塗料を入れる容器に至るまで無償で提供して下さっている会社でもあります。

塗魂ペインターズは、今でこそ、新聞やテレビで取り上げられるようになり、建築塗装業界以外でも多くの人に知られるようになりましたが、それは、全く無名のころから、好川産業様のような協賛して下さるメーカー様が、常に温かい目で見守り、陰で支えて下さり、共に歩んで下さったからゆえに他なりません。

さて、塗装工事を依頼するうえで、相見積をとられる方も多いと思いますが、施工品質の良い会社や仕事のできる職人を見抜くためにはどこを見ればよいのでしょうか?

「シリコン」や「フッソ」などの塗料の種類、「2回塗り」や「3回塗り」等の工程数、どのように下地処理を行うかなどの診断の見解、そして、価格も大きな要因となることでしょう。

しかし、実は、材料や工程数等の見積上の表記や現場対応は、お客様のご要望によって柔軟に対応ができきますし、会社を存続させるための必要経費や利益率、施工原価の割合は各社異なり、一概に高い価格が高品質とは限らないため、塗装仕様や価格だけに着目し、良い施工をするか否かを見抜くことは至難の業と言えるでしょう。

しかし、施工会社や職人がいかなる道具を使用し、その道具をどのように管理しているかは、習慣となっていることなので、場当たり的に変更ができず、ここを的確に把握することが出来れば、塗装職人や塗装会社の施工品質がわかると言っても過言ではありません。

常に向上心を忘れず、腕の良い職人ほど、良い刷毛やローラーを使用することで、美しい均一な膜厚を確保し、塗料の飛散を少なくし、塗料を大切にし養生を最低限に納めることができることを肌で感じられるものです。

施工品質を重視する塗装業を生業にしている職人や技術チームにとって、いかに段取り良く、美しく、耐久性のある施工をできるか否かは、そのままその職人の技術力の現れであり、その技術に対する評価がそのまま職人としての誇りになるので、一度良いと感じた刷毛やローラーは、自身の体の一部として、けして手放すことはせず、大切に使い管理することが習慣になります。

一方、経営効率ばかりに目を奪われると、高い道具、その道具を手入れする時間、その時間に対する人件費を考えると安い道具を現場ごとに使い捨てることの方が効率が良いとの考える方もいます。

しかし、私は、毎日使う道具を大切にし、日々手入れをすることで、道具に込められたこまやかな心遣いや真心を感じ取り、道具の開発者に思いを馳せることのできる、技術と心の伴った、深い人格の職人が育ちゆくものと考えております。

実は、現在は取締役である、好川産業様の製品開発の第一人者の方とは塗魂ペインターズ発足時にお会いし、間もなく10年が経とうしております。

取締役が製品開発室長時代から直接お話しをおうかがいする機会に恵まれ、また、友人の職人を通し、新製品の刷毛やローラーの開発過程をお伺いすることもありました。

優れたローラー、優れた刷毛には、開発者の何年にもわたる試行錯誤が凝縮され、優れた職人の志を後押しし、関わる人々に喜びを与え、社会に貢献していこうとの真心が込められております。

私たち安田塗装は、どんなに時代が変わろうとも、一本の刷毛、一つのローラーを大切に扱い、使用する塗料や道具に込められた真心に思いを馳せ、その思いをもお施主様に届けることのできる、心ある技術集団であり施工店であり続けたいと考えております。

この度、マルヨシフェアにおいて温かく迎えて下さり、ご多忙な中、貴重なお時間を割いて下さった、真心の製品開発リーダー好川取締役に心より感謝申し上げます。

関連ブログ
ローラーについて

東京ドーム

石材調塗材

石材調塗材

ファインローラーSi仕上の壁面

グッセラGローラー仕上げの柱型

グッセラGローラー仕上げの柱型

 只今、3月中旬の笑顔溢れるフード&コミュニティ施設「ハイ!エブリバレー」オープンに向け奮闘中です。

こちらの施設ではシリコンやフッソなどの機能性塗料だけでなく、ところどころに壁面や柱型の仕上げに塗料に天然石の粉砕やカラーマイカ(雲母)を混ぜ天然石に似せたような仕上の石材調塗材で仕上げさせて頂いております。

砂骨ローラーという特別なローラーを使用し膜厚を厚く確保することや、石材調塗材で仕上げた後、最後にクリアー塗装を行うため、一般的な仕上げよりも工程数が多いことから、相応の価格にはなってしまいますが、単なるエナメル仕上げとは異なる重厚な風合いの仕上げとなります。

フローリング 木部塗装 自然塗料 世田谷区

ハードクリアオイル

無垢フローリングを生かすオイル

ハードクリアオイル

ハードクリアオイル

ハードクリアオイル

現場は、目黒駅前の通りから、一本入った閑静な立地にあり、生活環境、利便性に優れ、広々とした開放感のあるデザイナーズマンションです。

外装はタイルと打放しコンクリート、エントランス部分では熱帯魚が入居者を出迎え、室内はデザイン性の高い設備が設置され、仕上げは無垢フローリング仕上となっており、設計から仕上げに至るまで細やかな配慮が見られます。

当社では、無垢フローリングには、オスモのフロアークリアーか、プラネットジャパンのハードクリアオイルをお薦めさせて頂いております。

今回は、プラネットジャパンのハードクリアオイル、成分である天然の亜麻仁油や桐スタンドオイルが表面を固く保護するため、土足用のフローリングにも適している耐久性の高い自然塗料です。

乾燥しますと艶が落ち着き、無垢フローリングの自然な風合いが生かされます。

ハードクリアオイルの製造元であるクライデツァイト並びに輸入元であるプラネットジャパンは、その整品に裏打ちされた経営理念と社長の人格ががとても素晴らしく、心から尊敬するメーカーです。

関連ブログ

プラネットジャパン3

陰の功労者

 

> 安田塗装の【無垢フローリング再生塗装】 詳しくはこちら

> 木部塗装について 詳しくはこちら
木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介

> 自然塗料について 詳しくはこちら
自然塗料について:環境に優しい自然塗料の種類とご自分に合った自然塗料の選び方

塗料 外壁塗装 世田谷区

フッ素樹脂塗料

ファイン4Fセラミック

フッ素樹脂塗料

塗膜が鏡面のようにシャープな風合

フッ素樹脂塗料

元素記号F、元素番号9、化合力が強く、ほとんどすべての元素と直接結びつくフッ素。

これは「ホタル石」の鉱石から発見され20世紀の大発明と言われ、まだまた未知なる可能性を秘めた元素です。

フッ素は非粘着性を活かしてフライパンの表面加工、耐薬品性を活かし化学プラントのパッキン、耐熱性を活かし自動車のブレーキパッドに使用され、これから特徴を生かし塗料に応用されたのがフッ素樹脂塗料となります。

さて、フッ素樹脂塗料と一口に言っても実は多くの種類があり、希釈材の分類により、水性フッ素、溶剤フッ素、塗膜になる過程における硬化反応の分類により、一液フッソ、2液フッソ、フッ素元素の結合の分類によって、3フッ化フッ素、4フッ化フッ素、無機フッ素ハイブリッドなどに分類され、各塗料メーカーによって多くの製品があります。

しかし、フッ素樹脂塗料と名前がついているものが全て高耐久だとは限りません。

残念ながら、名前はフッソでも非常に汚れやすかったり、カタログに表記されている耐久性よりも低いものもあったり、実際に使用し経過を観察している施工業者の間で評判が良かったり悪かったり様々です。

たとえ、フッ素樹脂塗料との名前は同じであっても、各メーカー共にフッ素樹脂の含有率までは公表してしていないので、どのメーカーのどのフッ素樹脂塗料がフッ素樹脂の含有率が多く、品質が良いのかは、自社が使用した現場の経過をみたり、他社様との情報交換によって得られることが多く、カタログの内容を鵜呑みにしてしまうのは非常に危険と言わざるを得ません。

このように数多くのフッ素樹脂塗料の中にあって、建築用、車両用の塗料開発に携わり、フッ素樹脂塗料だけでも多くの製品を市場に出しながら、自社製品の中のフッ素樹脂塗料の中でこれが最高峰ですと打ち出している製品は、メーカーが威信をかけた製品であるので、信用に値するパフォーマンスを持っていると考えられます。

さて、安田塗装が現場で使用させて頂き、経過をみるにカタログ通りのパフォーマンスが得られ、職人としても、施工業者としても自信を持ってお薦めできる塗料に日本ペイントのファイン4Fセラミックがあります。

溶剤系の2液、4フッ化フッ素樹脂塗料で、日本ペイント開発の最高峰のフッ素樹脂塗料です。

同様の2液4フッ化フッ素の塗料で安いものもありますが、たぶん、フッ素樹脂の含有率が違うと考えられます。

一つ残念なのは、良い塗料はフッ素樹脂の含有率が高く高級な顔料を使用しているので、相応に価格も高価になります。

ゆえに、提案させて頂いている内容をきちんと説明し理解して頂かないと、単に単価が高いだけと誤解されてしまいます。

画像は、昨年施工させて頂いたデザイナーズ住宅です。

ファイン4Fセラミックで仕上げさせて頂きました。

写真だけではもちろんのこと、5年後、10年後にならないと本当に良いのかどうかは証明されませんが、この度の施工に対する配慮と今までの実証から想定し、きっと期待に応えてくれるに違いありません。

見積価格が他社様より高くても、当社をご信頼下さり、ご用命くださいましたことに心より感謝申し上げます。

八重山塗膜暴露視察1

八重山塗膜暴露視察2

八重山塗膜暴露視察3

> お薦め塗料と塗料選定についてはこちら

あく洗い

木部のあく洗い

テスト洗浄

木部のあく洗い

既存デッキ部分

洗浄材塗布

洗浄材塗布

洗浄後

洗浄後

経年によって蓄積されたあくやシミカビなどを洗浄し、木部の素材そのものを生かすためのあく洗い。

当社は洗浄材メーカーのプラザオブレガシーの認定施工店でもあり、

・塗膜剥離

・木材のあく洗い・木材保護コーティング

・タイル洗浄・タイルコーティング

・コンクリート洗浄・ステンレス洗浄

・タイル石材の転倒防止のための滑り止め

等々、塗装だけでなく、環境対応型塗膜剥離や素材自体を生かすための洗浄、そして、素材を生かしたコーティング技術を有しています。

これら、タイル洗浄や木部のあく洗いは、薬品が弱いと汚れが落ちず、薬品が強すぎると薬品焼けを起こしていしまうため、タイルを傷めず汚れを落とすためにはテスト施工が欠かせません。

また、塗装と異なり、全くの新品の状態になるわけではありませんし、どの程度まできれいになるかを確認して頂かなければ、施工側の想定している仕上がりと、お施主様の想像している仕上がりに差が出てしまうとトラブルの要因になってしまいます。

そこで、大切な工程がテスト洗浄となります。

本日は都心ビル内の中庭にあるウッドデッキのテスト洗浄です。

プラザオブレガシー

> 木部あく洗いについて 詳しくはこちら
木部あく洗いについて:染み込んだ汚れを取り除き木材の美しさを再生