サイディング 塗料 練馬区

リフレッシュサフェーサーエポ

シーラー+微弾性フィラーの機能

リフレッシュサフェーサーエポ

リフレッシュサフェーサー塗装後

リフレッシュサフェーサー塗装後

リフレッシュサフェーサー塗装後

画像は窯業系サイディングの下塗りを完了した様子です。

下塗りには粘度が低く、下地の機材に吸い込ませ、基材を固める機能のあるシーラーと粘度が高く細かいクラックを埋める機能にある微弾性フィラーがあります。

この「リフレッシュサフェーサーエポ」は、水谷ペイント開発の下塗り材で、シーラーと微弾性フィラーを機能を併せ持つ下塗り材です。

実は今年初めにコンクリートの平滑面の下塗りで使用したところ、隠蔽性が良く、上塗りがきれいに仕上がるので、サイディングなどの下塗り材で使用させて頂くこととしています。

名前に「エポ」とありますようにエポキシ変性の下塗り材のため下地材との密着が良く、写真の通り、隠蔽性に優れ、塗り重ねが出ないため、上塗り材が十分な機能を発揮されると考えられます。

シーラーや微弾性フィラーと比べますと、少し材料代は高くなりますが、どんな材料を塗っても職人の人件費は同じ費用がかかりますので、綺麗な状態ができる限り長く続きますよう、下塗り材にも十分配慮する施工店であり続けたいと思います。

リフレッシュサフェーサーエポ

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塗料

八重山塗膜暴露視察3

水谷ペイント西表島暴露試験場

八重山塗膜暴露視察3
八重山塗膜暴露視察3
八重山塗膜暴露視察3
八重山塗膜暴露視察3
八重山塗膜暴露視察3

さて、昨日の日本ウェザリングテストセンター、日本ペイント宮古島ウェザリングセンターと続き、本日は西表島の水谷ペイントの西表島暴露試験場を拝見させて頂きました。

水谷ペイントは日本ペイントや関西ペイントにような車両用塗料まで製造する塗料の総合塗料メーカーではないため、塗装業界以外に方には馴染みが少ないと思いますが、日本三大技術賞の一つである井上治成賞(科学技術振興機構)や工業技術賞を受賞する研究開発には定評のある建築塗料メーカーです。

なかでも、ナノコンポジットWは、シリコン樹脂塗料以上お耐久性を持ち、艶の抑えられた上品な仕上がりで、セルフクリーニング効果の高い高機能塗料でありながら、石油資源を半分に減らすことで地球温暖対策に貢献する環境に優しい塗料です。

そして、当社のお薦め塗料でもご紹介させて頂いておる通り、ナノコンポジットWを製品化当初より使用させて頂いており、水谷ペイントのパートナー施工店でもあります。

しかしながら、このような暴露試験場は研究開発途上の企業秘密ともいうべき素材が多くあり、万が一にも大切な情報が流出させてしまうことは大きな損失となってしまうので、社内でも反対の声があったとのことです。

そんな中、水谷ペイントの水谷専務様が、台湾での仕事からの帰路、西表島暴露試験場に寄って頂き、ご同行して下さることとなり、拝見させて頂くこととなったのです。

水谷ペイントの西表暴露試験場も、暴露結果を正確かつ迅速に行えるよう細かい工夫がされ、色差、光沢保持率、弾力性などのデーターを数値化できるだけでなく、他社の新製品が出ると必ず暴露試験を行う研究熱心な様子がうかがい知ることができ、塗料の改善・開発における心を感じ取ることができます。

専務曰く、ここで他社様の新製品の暴露試験を行っていると、暴露結果の数値を通し、各メーカーの研究開発にかける真剣度の度合いがよくわかるとのこと。

長年、塗料の研究開発に携わり、自他彼此の心なく、数値化されたデーターを基に自社製品にも厳しい眼で評価できる技術者だからこそ、カタログに記された心地よい言葉に惑わされることなく、製品に向こう側にいる技術者の心までが見えてくるのだろうと思われます。

この度、技術のトップでもある水谷専務より直接暴露試験場にてお話をお伺いできたことは暴露試験場を見学させて頂いた以上に有意義な時間をなりました。

関連ブログ

八重山塗膜暴露視察1(日本ウェザリングテストセンター)

八重山塗膜暴露視察2(日本ペイント宮古島ウェザリングセンター)

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塗料

八重山塗膜暴露視察2

日本ペイント宮古島ウェザリングセンター

八重山塗膜暴露視察2

晴れた日は5月であっても30度の宮古島

センター自らがご説明

センター自らがご説明

40000にものぼる試験板

40000にものぼる試験板

信頼できる仲間と共に

信頼できる仲間と共に

さて、暴露試験場の公的機関である日本ウェザリングテストセンターを後にして、日本ペイントの宮古島ウェザリングセンターを見学させて頂きました。

日本ウェザリングテストセンターが、各企業からの試験体の暴露スペースを提供する施設に対し、日本ペイントのウェザリングセンターは単に暴露状況を観察するにとどまらず、暴露結果を利用し新製品を開発するための施設です。

工業品から車両、そして建築塗装の見本板が40000枚もの試験板を設置することができ、センター内には、分光式測 色計、気象観測機器(日射計、紫外放射計、結露計など)を備え、試験板を管理しているスタッフが常時管理を行っています。

センター長自ら私たちを出迎えて下さり、まずはセンターの概要の説明をして下さいました。

曰く、「宮古島は、世界の暴露試験基準地域とされているフロリダと同程度の緯度に位置し、海洋性亜熱帯気候区高温 多湿型気象条件という、塗膜劣化促進には最高の環境にある。

さらに、同センターは海岸から約100mの距離に あり、塩害による耐食性試験にも適している。

同センターでは、自動車や建物などに塗装される塗料を試験板や塗装実物な どに塗装し、その塗膜が太陽光や雨などの自然環境の下ではどのような要因で、どの程度劣化するのかを調査 する暴露試験を新製品開発のデーターに利用している」とのこと。

暴露試験場という名前ではあるものの、40000枚にも上る試験板にはクロスカットや碁盤目試験の跡があり、紫外線や塩害による暴露状況はもとより付着テストから汚染テストが行われ、製品開発にかける研究者の本気の魂が垣間みえ、試験場というより研究所の如き雰囲気さえあります。

考えてみれば、自社の扱う塗料が耐候性があるかどうかを確認するだけの施工店とは異なり、塗料メーカーにしてみれば、新製品の開発はメーカーとして存続を決定する重要な部門です。

たとえ東京の3倍に紫外線といえども、促進耐候性試験と比較し、時間を要する屋外暴露試験において、定期的の目視で劣化状況を見るだけでは、メーカーとしての存続は不可能と言わざるを得ません。

暴露試験の価値とは、塗料の暴露状況を目視の曖昧な言葉で表現するのではなく、基材との付着性、色差、光沢保持率、汚染度等様々な観点から数値化し、それらの数値の変化が何の要因によるものなのかを導き出し、それをできる限り短期間にまとめ上げ、製品の改良や新製品の開発に応用することに違いありません。

関連ブログ

八重山塗膜暴露視察1(日本ウェザリングテストセンター)

八重山塗膜暴露視察3(水谷ペイント西表島暴露試験場)

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塗料

八重山塗膜暴露視察1

日本ウェザリングテストセンター

八重山塗膜暴露視察1

宮古島へ

南向き45度の暴露試験台

南向き45度の暴露試験台

軒がある場合の上下の劣化状況

軒がある場合の上下の劣化状況

信頼する同業の皆様と共に

信頼する同業の皆様と共に

美しい海からは過酷な海塩粒子が降り注ぐ

美しい海からは過酷な海塩粒子が降り注ぐ

建物以外でも、自動車や橋梁、工業製品など塗料はあらゆるところに使用されています。

ある一つの塗料が研究開発され、塗料整品と市場にであるためには、その製品が目標とする耐久年数に達するか否か試験を経て初めて市場に出てきます。

試験法には大きく分けて二つあり、

①人工的に暴露環境をつくりだすサンシャインウェザーメーター等による促進耐候性試験

②直接的に自然環境に晒す屋外暴露試験

があります。

近年、耐久性の高い塗料が開発されますと、屋外試験場では結果が出るためには数年かかってしまうので、サンシャインウェザーメーターによる耐候性促進試験が進んでおります。

しかしながら、サンシャインウェザーメーター試験を通し合格と判断され、期待耐久年数が10年以上と唄われ、堂々と新製品が市場に登場し、屋根や壁に塗装されたものの、試験結果とは全く異なり、数年のうちに、退色から細かいひび割れへと劣化が進行し、終には販売停止となり、市場から消えていく塗料もあります。

残念ながら、現在いかに科学技術が発達し、自然に近い暴露環境をつくった最新設備と言えども、実際の屋外暴露環境に勝るものが出来ていないのが現状です。

実は、過去の話とは言えども、当社も、大手メーカーの塗料事業部による画期的な新製品を使用したものの、数年のうちに見るも無残な状態となってしまい、再度施工をやり直した経験があります。

その際、穏やかではありますが、お施主様より

「メーカーが良いというものをそのまま信じ施主に進め、問題が起きた場合は、たとえ塗料に問題があっても、メーカーの情報を鵜呑みにしてしまった施工店の塗料選定ミスと捉えるべきではないか」

との言葉を真摯に受け止めさせて頂き、特に新製品の仕様に関しましては慎重になり、カタログやウェブに表記された言葉だけでなく、自社で使用し続けて期待通りの耐久年数をだしているものや、メーカーの技術部の方やできれば開発に携わったご本人に直接お話をお伺いすること、同業の友人に確認して、友人が信頼して使い続けている塗料をお施主様に提案させて頂いております。

さて、屋外暴露試験場の公的機関である日本ウェザリングテストセンターでは北海道の旭川暴露試験場、千葉県の銚子暴露試験場と沖縄県の宮古島暴露試験場があります。

百聞は一見に如かず

東京を拠点とする当社にとって積雪よりも紫外線や酸性雨、そして海塩粒子を含む塩害による塗膜の劣化状況の確認のため、まずは東京の3倍の紫外線で暴露結果が顕著な宮古島のウェザリングテストセンターを見学してまいりました。

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八重山塗膜暴露視察2(日本ペイント宮古島ウェザリングセンター)

八重山塗膜暴露視察3(水谷ペイント西表島暴露試験場)

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ガレージドア 外装木部 文京区

シッケンズ木材保護塗料

シッケンズセトールHLSe

10年前の塗膜は紫外線劣化

シッケンズセトールHLSe2回目

シッケンズセトールHLSe2回目

木製シャッターもシッケンズ

木製ガレージドアもシッケンズ木材保護塗料

文京区内のデザイン住宅改修工事において、外装木製サッシをサンドペーパーで表層木肌を整え、シッケンズセトールHLSeで塗装しています。

この木材保護塗料は、浸透型で木材の呼吸を妨げることなく、薄い塗膜を形成し、底艶のある品のある仕上となります。

木材保護塗料には数多くの種類があり、合成樹脂系のキシラデコールやシッケンズ、ノンロット、水性のガードラックアクア

植物油脂のオスモカントリーカラー、ウッドステインプロテクター、プラネットジャパンのウッドコート等があります。

実は多くの種類があっても、これら全てに共通している特徴は造膜型ではなく、木目を生かした浸透型着色仕上の塗料です。

木材は、コンクリートや鉄などと異なり、調湿機能による伸縮が大きいため、造膜型の塗料ですと数年もすると剥がれてしまったり、または剥がれたところから水が染みこみ、その水が塗膜によて抜けなくなり木材を腐らせてしまう要因にもなるからです。

ここでは新築時にシッケンズセトールHLSが使用させていることが図面で表記されていたため既存塗膜の相性を考慮し、HLSeを使用させて頂いております。

 

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木部塗装について:木材独自の機能や美しさを生かす塗料と仕上げをご紹介