200911/09
200911/08
遮熱塗料の色彩別反射率
画像は昨日行いました屋根塗装の模様です。
(東京都調布市飛田給)
この塗料は9:1の二液反応硬化型の塗料のため、使用する分の主剤と硬化剤わ割合を計量し塗装工程へと進みます。
さて、遮熱塗料をご提案させて頂きますと、多くに方から「色彩の違いによって、効果は変わるのでしょうか?」とのご質問を受けることが多いのですが、皆様の予想通り、全く同じ遮熱塗料でも色彩によって反射率が異なります。
ご参考に、住宅の屋根塗装において使用頻度の高い色彩と反射率は下記の通りです。
●ブラック:28.4%
●モスグリーン:31.8%
●ダークグレー:34.1%
●コーヒーブラウン:31.1%
●ライトグレー:54.0%
ちなみに、住宅の屋根では、使用されることは少ないのですが、
○ホワイト:91.0%
こちらでは、道路から屋根の高さが9mということもあり、少し離れないと屋根が見えないため、色彩よりも機能性を重視し、ライトグレーで塗装させていただきました。
この時期、屋根には放射熱による夜露が発生するため、屋根塗装で夕方遅くまで作業してしまうと、夜露にさらされ、不良硬化を起こしてしまう場合がありますので、2時過ぎには作業を完了させて頂き、来週の準備へ。
200911/07
縁切り部材のタスペーサー
画像は、下塗り材であるシーラー塗布後、縁切り部材のタスペーサーを取り付けている様子です。
(東京都調布市飛田給)
さて、なぜ、スレート屋根(コロニアル)の塗り替えにおいて「縁切り」が必要なのか申しますと、
もともと、屋根の重なり部分は雨水の排出や通気のため適正な隙間があります。
スレート瓦の屋根塗装の際、塗装工程の三工程(下塗り・中塗り・上塗り)を行いますと、多くの場合、この重なり部分に塗料が入り込んで塞がってしまいます。
この状態ですと、雨や雪が降った場合、毛細管現象※により、雨水を吸い上げてしまい、なかなか雨水が抜け切らないという悪循環が起こりはじめます。
そして、この状態を放置してしまいますと、下地合板を腐食させたり、最悪の場合、塗装したによって、かえって雨漏りが生じたというケースもあります。
このようなことを起こさない為、塗装工程終了後、「縁切り」という作業が必要になります。
しかし、この「縁切り」作業は労力がかかり※、また、注意深く行わないと、折角塗装した部分に傷をつけてしまったり、スレート瓦を割ってしまう危険もあります。
また、縁切りした後にし、ばらくして、また密着してしまうということもあります。
そこで、この縁切りの労力を半減し、かつ、塗装しても重なり部分に適正な隙間を確保し、縁切りの必要性をなくすことが出来る縁切り部材が「タスペーサー」です。
このタスペーサーを、スレート瓦一枚当たり2箇所、適正な場所に差し込むことで上塗り完了後も適切に隙間が確保され縁切りを行ったと同様の効果が得られます。
※縁切りの労力
日本の平均的な住宅で、延べ床面積30坪程度の総二階の屋根ですと70~80㎡の面積があります。
この面積の縁切りで大凡2人で1日(2人工)の労力を要します。
タスペーサーの場合は、1人で半日から2/3日で、材料費がかかるものの人件費は半分以下に抑えられ、かつ確実に通気を確保することが出来ます。
200911/06
スレート屋根の下塗り(遮熱)
遮熱塗料のサーモアイ(日本ペイント)
画像は、昨日、屋根の下塗りの様子です。
(東京都調布市飛田給)
今年の夏、フィールドテストにおいて協力させて頂きました遮熱塗料が製品化され、こちらでご提案させて頂き使用させて頂く事となりました。
製品名は「サーモアイ」、従来の遮熱塗料と比較し大きく改良された点は、下塗りのシーラーに、造膜性と反射性能をプラスし、遮熱機能を向上させた点です。
詳しくは、下記のWEBサイトをご覧下さい。
シーラー乾燥後、縁切り部材のタスペーサーを取り付け。
タスペーサーについては、後日解説させて頂きます。
200911/05
社内検査
ビフォーアフター
昨日、約1ヶ月に渡る外壁塗装工事が完了し足場を残すだけとなりました。
(東京都豊島区巣鴨)
本日は朝から社内検査を実施。
朝早くにも関わらず、家の方もわざわざ出てきて下さり、労いのお言葉をお掛け下さったことに、心より御礼申し上げます。
途中2回の台風に見舞われましたが、予定内にお引渡しが出来そうなことと、お褒めの言葉を頂きましたことに正直「ほっ」と致しました。
重ねて、心より御礼申し上げます。