【塗魂ペインターズ】の記事

塗魂ペインターズ

猪苗代 社会貢献プロジェクト

今回の参加者の皆様

今回の参加者の皆様

埼玉県川口市 川又さん

埼玉県川口市 川又さん

愛知県名古屋市柳川兄弟

愛知県名古屋市柳川兄弟

千葉県館山市 佐々木さん

千葉県館山市 佐々木さん

神奈川県藤沢市 原田さん

神奈川県藤沢市 原田さん

茨城県土浦市筒井さん

茨城県土浦市筒井さん

埼玉県草加市墨田塗装三代目

埼玉県草加市墨田塗装三代目

今月17日、18日と、福島県の猪苗代湖近くにて塗魂ペインターズの社会貢献プロジェクトに参加させて頂きました。

今回は、東京の水辺を中心に、環境啓蒙・啓発活動を行ってるNPO法人「遊んで学ぶ環境と科学倶楽部」の猪苗代湖の水辺の自然学校の拠点である古民家の外壁塗装を施工させて頂きました。

インターネットの普及に伴い、知り合いとなる日本各地の同業者の方々も増え、皆が一同に会する場合には、会議室で議論を行うことが多くなったり、相手を知るためにホームページやブログを通じて把握するような機会が多くなりましたが、やはり、百聞は一見に如かず、このように実際に現場を一緒にすることこそが相手を知る最も確実で近道だということがわかります。

パソコンに向かいブログを書こうとしてもなかなか文章がまとめられなかったり、デジタル系の資料作成に疲れ切ってしまう先輩の親方が、現場では水を得た魚の如く、巧みにパソコンを操る若い職人さんのよりも段取よく、的確に仕事を進めて行く姿はごくごく当たり前の光景です。

一方、最近では会議室やネット上では、同業他社の揚げ足を取りながら、プロの仕事はかくあるべしと論じ、現場ではパソコンほど刷毛を扱えないブログ職人と呼ばれる親方が存在するのも事実です。

ゆえに、ホームページやプログなどの発信された情報をそのまま鵜呑みするのではなく、表現の上手い下手にとらわれず、発信された情報がどのような意図や思いで発信されているか、何より、発信している人の人間性を的確に見抜くことこそが最も肝要であることが実感できます。

参加させて頂くたびに思うことですが、社会貢献などと言いつつも、利害を超えた同じ志を持つ友人や諸先輩方と共に、同じ現場に携わることで、相手を知り、絆を深め、連帯を広げることこそが、自身を見つめ、深めることにつながり、強いては自社を社会のとってかけがえのない企業に成長させうるのではないかと感じます。

今回の参加施工店は、

原島塗装店川又塗装佐々木塗装リペイント湘南筒井塗装墨田塗装柳川塗装店ゆうき装業、安田塗装(順不同、敬称略)

塗魂ペインターズは塗装業界の地位向上、環境貢献、塗装に携わる職業のイメージ向上という目的達成のため、意識の高い施工店をチームとして統一すべく結成されました。

顧客に対し、「安心、安全、満足」を提供することにより、顧客との信頼関係の構築、顧客の資産向上を目指すと同時に、塗装の可能性の模索と認知促進により業界全体のレベルアップを図っていきます。

また、様々な事業活動を実施することで、地域環境から地球環境に貢献する事を目的とします。

to-kon.jpgのサムネール画像

塗魂ペインターズ

塗魂ペインターズ

大阪会議

昨日、大阪の日本ペイント本社において、塗魂ペインターズの会議に参加させて頂きました。

議題の一つに、塗料開発における市場調査で、施工業者向けではなく一般のお施主様に対する内容がありました。

長くこの業界に身を置くとどうしても頭が固まってしまい、「一般のユーザーの方はどんな塗料を望んでいますか?」との質問に、耐久性や低汚染性、作業性や価格など、どうしても使う側(施工側)からの視点からしか考えられなくなってしまい、挙句の果てはこのような質問は一般のユーザーの方ではなく、直接使う側の施工業者に聞く内容であって、一般の方に質問する内容ではないのだろうかと煮詰まってしまったことがありました。

しかし、一度頭をまっさらな状態にして、「どんな機能を持つ塗料でも開発できる技術力はあります。さてどんな塗料がほしいですか?」と言わたとき、もしこんな塗料があったら喜ばれるんじゃないだろうかと考えると、考えること自体が楽しくなります。

例えば、

・人には何にも害がないのに壁面を塗ることで蚊などの虫が寄り付かなくなる塗料

・塗った部分がホワイトボードや黒板になる塗料

・部屋を塗ると明るくなる塗料

・部屋を塗ることでダイエット効果を発揮する塗料

・部屋を塗ることで夫婦円満になる塗料

塗装の仕事に携わっている人ほど、つい現実だけを見てしまい「不可能」の文字が頭が過ってしまうのですが、開発に携わる方にお話を聞けば、けして可能性はゼロではないということです。

この企画が根気強く継続して行われれば、そんな夢ある塗料をメーカーの方々と一緒に開発に携わることが出来る日が来るかもしれません。

そんな企画がまもなくスタートいたします。

その他、この会議では

・ツイッター活用法や可能性の講義

・日本ペイントの技術部の方々と製品化されている外壁下塗り材について意見交換

・社会貢献に対する概念のすり合わせや議論等

その他盛りだくさんの内容で充実した1日を過ごさせて頂きました。

塗魂には難しい話を聞くと頭が痛くなるという、頭痛薬持参の三代目の塗装職人がおり、随分からかっておりましたが、私も全く例外ではありません。

参加させて頂いたことが無駄にならないよう、根気強く勉強させて頂くことと致します。

塗魂ペインターズとは塗装業界の地位向上、環境貢献、塗装に携わる職業のイメージ向上という目的達成のため、意識の高い施工店をチームとして統一すべく結成されました。
顧客に対し、「安心、安全、満足」を提供することにより、顧客との信頼関係の構築、顧客の資産向上を目指すと同時に、塗装の可能性の模索と認知促進により業界全体のレベルアップを図っていきます。
また、様々な事業活動を実施することで、地域環境から地球環境に貢献する事を目的とします。

塗魂ペインターズ

環境問題を考えて

「世界がもし100人の村だったら」を読んで

地球温暖化による環境問題の高まりの中、世界では、京都議定書の採決により温室効果ガスの削減目標などが取り決めされ、カーボンオフセットやグリーン購入などの取り組みがなされ、日本ではグリーン購入法、チームマイナス6%の推進などが実施されています。

とくに先進国と呼ばれる国は高度経済成長を経て物質的に豊かになる過程において、自覚する、しないに関わらず、環境負荷を与えてきたことは言うまでもありません。

以前、塗魂ペインターズイーコトプロジェクトの活動に参加させて頂くにあたり、日本ペイント販売さんの社員の方々とお話しする機会があり、そのことがきっかけで少しづつ環境問題について学び始めています。

しかしながら、不自由のない日常生活を過ごさせて頂いている中、環境問題を実感として捉えられるほど感性が優れている訳でもなく、また、何かを始めようと思ったところで、「何をしたらよいのだろう」「私ひとり動いたところで何ら変わらないではないか」などの考えが過ってしまうのも正直なところです。
そんな時、ふと10年程前にネット上で広がった「世界がもし100人の村だったら」の文を読み返す機会がありました。

世界が100人の村として集約され紹介されていることで、様々な環境下の下、様々な考えをもつ人々がいること、そして、自身の恵まれた環境が身近に感じさせられてしまうのです。

折角なので全てご紹介させて頂きます。

———————————————
「世界がもし100人の村だったら」 池田香代子再話 C.ダグラス・ラミス大訳

中学校に通う長女の担任は、生徒たちに毎日メールで学級通信を送ってくださるすてきな先生です。
そのなかに、とても感動したメールがあったので、みなさんにも送ります。少し長くてごめんなさい。

今朝、目が覚めたとき
あなたは今日という日にわくわくしましたか?
今夜、眠る時
あなたは今日という日に満足できましたか?
今いるところが、こよなく大切だと思いますか?

すぐに 「はい」 と言えなかったあなたに贈ります
これを読んだらまわりが少し違って見えるかもしれません。

世界には 63 億人の人がいますが、もしそれを 100 人の村に縮めるとどうなるでしょう。100 人のうち

52人が女性です
48人が男性です

30人が子供で
70人が大人です
そのうち7人が
お年寄りです

90人が異性愛者で
10人が同性愛者です

70人が有色人種で
30人が白人です

61人がアジア人です
13人がアフリカ人
13人が南北アメリカ人
12人がヨーロッパ人
あとは南太平洋地域の人です。

33人がキリスト教
19人がイスラム教
13人がヒンドゥー教
6人が仏教を信じています
5人は、木や石など、全ての自然に霊魂があると信じています
24人は、他のさまざまな宗教をしんじているか
あるいはなにも信じていません。

17人は中国語を話し
9人は英語を
8人はヒンディー語とウルドゥー語を
6人はスペイン語を
6人はロシア語を
4人はアラビア語を話します
これでようやく、村人の半分です
あと半分は
ベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語などを話します

色々な人がいるこの村では
あなたと違う人を理解すること
相手をあるがままに受け入れること
そしてなにより
そういうことを知ることが大切です

また、こんな風にも考えてみてください
村に住む人々の100人のうち

20人は栄養がじゅうぶんではなく
ひとりは死にそうなほどです
でも15人は太りすぎです

すべての富のうち
6人が59%をもっていて
みんなアメリカ合衆国の人です
74人が39%を
20人が、たったの2%をわけあっています

すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い
80人が20%を分け合っています

75人は食べ物のたくわえがあり雨露をしのぐところがあります
でも、あとの25人はそうではありません
17人は、きれいで安全な水をのめません

銀行に貯金があり財布にお金があり
家のどこかに小銭が転がっている人は一番豊かな8人のうちの1人です

自分の車を持っている人は7人のうちの1人です

村人のうち
1人が大学の教育をうけ
2人がコンピューターをもっています
けれど
14人は文字が読めません

もしあなたがいやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
信仰や信条、良心に従ってなにかをし、ものが言えるなら
そうではない48人より恵まれています

もしあなたが空爆や襲撃や地雷による殺戮や
武装集団のレイプや拉致に怯えていなければ
そうではない20人より恵まれています

1年の間に、村では1人の人が亡くなります
でも1年に2人の赤ちゃんが生まれるので来年は、村人は101人になります

もしもこの文章を読めたなら
この瞬間に、あなたの幸せは2倍にも3倍にもなります
なぜならあなたには、あなたの事を思ってくれている誰かがいるだけでなく
文字も読めるからです

けれど何より
あなたは生きているからです

昔の人は言いました巡りゆくもの、また巡りかえると、と

だからあなたは、深々と歌ってください
のびやかに踊ってください
心を込めて生きてください
たとえあなたが、傷ついていても傷ついた事などないかのように
愛してください

まずあなたが愛してください
あなた自身と、人がこの村に生きてあるということを

もしもたくさんのわたしたちが
この村を愛することを知ったなら
まだ間に合います
人々を引き裂いている非道な力から
この村をきっと救えます
きっと・・・

————————————————–

大切なことは、環境や社会問題について「実感できる」「実感できない」に関わらず、実感できないながらも、少しづつわかるように努力しつつ、すで開始している方々の仲間に入れてもらい、まずは身近なところから「参加」という形から開始することなのでしょう。

環境破壊によって住まいを奪われることのない豊かな環境で暮らしていることを客観的捉えられるだけの余裕を持ち、同じ100人の村で暮らしながら、環境破壊によって生活を脅かされれいる村人に思いを馳せられるだけの感性を思い出したいと思います。

まずは、人生の半分以上の時間を費やす仕事を通じ、何が出来るかを模索し、塗料開発に携わるメーカー様や心ある多くの皆様と連携し、環境問題の取り組みに参加ささせて頂こうと思います。

塗魂ペインターズ

イーコトプロジェクト完了

心より御礼申し上げます

高知県 沢田塗装 西さん

高知県 沢田塗装 西さん

香川県 藤目塗装 藤目さん

香川県 藤目塗装 藤目さん

埼玉県 川又塗装 川又さん

埼玉県 川又塗装 川又さん

千葉県館山市 佐々木さん

千葉県館山市 佐々木さん

神奈川県藤沢市 原田さん

神奈川県藤沢市 原田さん

山形県 ゆうき装業 結城さん

山形県 ゆうき装業 結城さん

茨城県 筒井塗装 筒井さん

茨城県 筒井塗装 筒井さん

京都府 渡辺塗装 渡辺さん

京都府 渡辺塗装 渡辺さん

塗魂ペインターズ集合

塗魂ペインターズ集合

地球温暖化や環境問題、一人の力ではどうにもならない問題に直面し、「君一人動いたところで、何にも変わりはしないだよ。」と言われる中、「私にできることは何か」と真剣に考える人がいます。

小さな行動でも、それが社会を変える大きな一歩になることがあります。

3/29.30の2日間におけるイーコトプロジェクトが完了。

もとは社会貢献から出発したプロジェクト、このような企画がなければ日本各地の塗装業に携わる人たちと一緒に仕事ができたでしょうか。

悠久なる歴史の広大なる世界、一人の人間の一生の中で、出会うことすら出来ない方が圧倒的に多い中で、同じ国に生まれ、同じ時代に生き、同じ仕事に携わり、同じ思いを共有する。

偶然と言ってしまえばそれまでですが、必然と捉えるところに、熱い情熱が湧き出で、深い生き方へと繋がっていくのでしょう。

社会貢献と云い、環境貢献と云いつつ、実は一歩行動に踏み出してみれば、元気をもらい笑顔になるのは他でもない私たちであるということ。

ともすれば、現実の生活の中に埋没してしまい、自分や自社のことで精一杯となてしまいそうになる自分を、「なんて小さなことで悩んでいたんだ」とゆっくりと見つめ直す機会になること。

どのように見られるかではなく、どのようにあるべきかを追求すべきかなんだと再確認できること。

参加させて頂くことで、「何のため」という仕事のあり方を再確認させて頂く機会となりましたことは言うまでもありません。

塗魂ペインターズのとある先輩が、現場日誌でこう言われていました。

『なんのため』家を塗り替えるのか…。みんな言うわな、『家を長持ちさせる為…』『美観を維持する為…』
アホか、全てはその人が幸せな人生を味わう為だ。究極よ、根本よ、本質よ…。
人は幸せになりたくて、行動をとっているんだ。

外壁塗装で日本一の品質をねらう』より

このようなプロジェクトを主催して頂きました日本ペイント販売のパワーファクトリー及びマーケティング部のご担当の皆様、また、場をご提供してくださいました伊勢原山王幼稚園の園長先生はじめとする諸先生、ご父兄の皆様、心より御礼申し上げます。

こんな素晴らしい仲間とともに、次の新しいプロジェクトにお声をかけて頂くためにも、自社に戻り、日々の仕事に邁進し、足元をしっかりと固めさせて頂きます。

施工時の現場日誌は下記の通りです。

2010/03/29(第一日目)

2010/03/30(第二日目)

参加施工店は下記の通りです。(敬称略)

ペイントスタッフ(宮城)、ゆうき装業(山形)
筒井塗装(茨城)、原島塗装店(埼玉)
墨田塗装(埼玉)、川又塗装(埼玉)
リペイント湘南(神奈川)、佐々木塗装(千葉)
麻布(愛知県)、柳川塗装(愛知)
後藤塗装(福井)、渡辺塗装(京都)
坂口塗装店(和歌山)、吉田塗装店(兵庫)
藤目塗装(香川)、沢田塗装(高知)
安田塗装(東京)

塗魂ペインターズ 屋根塗装

イーコトプロジェクト開始2

伊勢原山王幼稚園 2日目

青空の下青空色に塗装中

青空の下青空色に塗装中

まもなく完成

まもなく完成

完成!

完成!

一部の方は自社の仕事に戻り、新しいメンバーが加わりました。

雲ひとつない晴天にも恵まれ、午前8時から朝礼にて安全確認し、作業へ。

昨日の雨でぬれていた屋根をウエスで綺麗に拭き取り、塗装工程へ進みます。

建築塗装に携わる職人も含め、とかく建設に携わる職人は、作業員、塗装工等と十把一絡げのように表現されることがあったり、粗暴なイメージの色眼鏡で見られることがありますが、今、まさに目に前にいる職人さんは、豊か過ぎるほどの個性を持ち、悪しきイメージとは全く異なり、自身の仕事に誇りを持ち、他者への思いやりがあまりにも深く、自身が携わる職業を通じ地域社会と地球環境にどのように貢献できるかを試行錯誤し、現実の舞台で行動できる崇高な思いと行動力を持つ建築塗装の職人です。

ずっと以前、まだこの仕事に携わり始めた時、とある取引先から「見積を比較すると、工程が同じで材料が同じなのにどうして価格がこんなにも違うのか?」と聞かれ、返答に窮したことがあります。

しかし、今ははっきりと言えることがあります。

「目に見えたり書面上には表すことはできませんが、携わる人間の仕事に対する思いが違うため、書面上は同じようであっても、実際は全く異なる工事工程となり、それが、その工事に携わる時間や施工品質に反映し、完成直後には一見わからなくても、3年、5年、10年と時が経つにつれ証明されるためです。」