【屋根塗装】の記事

ガイナ施工事例 屋根塗装

ガイナは汚れやすい?2

希釈を多めに3回塗りで低汚染塗膜の形成

コロニアル面はガイナ2回 鋼板面はガイナ3回

コロニアル面はガイナ2回 鋼板面はガイナ3回

鋼板面のガイナ仕上

鋼板面のガイナ仕上

ガイナが汚れやすいと誤解されている理由に、ガイナの成分の80%がセラミック成分であるが故、艶あり塗料と比較しますと「ざらつき」がある仕上げになることが大きな理由になります。

さて、一般的な塗料が塗膜の静電気によって空気中の浮遊物を寄せてしまうことで汚染されてしまうのに対し、帯電性もなく親水性ある塗膜を形成するガイナが本当に汚れてしまう場合は、塗料の性質に原因があるのではなく、現場における施工に問題がある場合があります。

ガイナは0~20%の水道水で希釈して2~3回で仕上げることで適正な膜厚を確保し、耐久性をはじめとする、断熱性、防音性の近傍を発揮できる塗料ですが、例えば、画像のような鋼板面の屋根に希釈を少なめにして2回で仕上げようとしますと、塗膜の凹凸が大きく粗面となります。

粗面になってしまいますと、帯電性ゼロの塗膜であって凹凸の間に汚れが溜まってしまいます。

このようにならないために、施工の際に希釈率を多めにし、2回で仕上げるのではなく、3回塗りで仕上げることで、平滑で汚れにくい塗膜を形成することができるのです。

> ガイナについて 詳しくはこちら
ガイナで地球と人に優しい暮らし。ガイナの心を知る施工店 安田塗装におまかせください!

ガイナ施工事例 屋根塗装

ガイナ

塗る断熱材

コロニアル面は希釈少なめに2回塗り

コロニアル面は希釈少なめに2回塗り

鋼板面は希釈多めに3回塗り

鋼板面は希釈多めに3回塗り

容器の中のセラミック成分を均一にするため5分間攪拌

容器の中のセラミック成分を均一にするため5分間攪拌

コロニアル部のガイナ1回目の仕上

コロニアル部のガイナ1回目の仕上

ガルバリウム鋼板面は足付け後2液溶剤系エポキシプライマー、コロニアル面は、高圧洗浄後水性カチオンシーラーを下塗りし、塗る断熱材であるガイナで仕上げます。

ガイナはセラミック成分が80%を占め、比重の軽いセラミック成分が容器の上方に浮いてしまっていますので、一般的な塗料よりも十分に攪拌し、塗料内のセラミック成分を均一にします。

そして、均一な塗膜面を形成するため、鋼板面は希釈を多めにして13mmのローラーで3回塗り、コロニアル面は、希釈を少なめにして凹凸にネタが均一に塗装されるように塗料の掃き出しが丁度いい25mmのローラーで2回塗りで仕上げます。

さて、ガイナは2018年に省エネ大賞を受賞しています。

省エネルギーセンターで紹介されたガイナの概要は下記の通りです。

本製品は、中空のセラミックを混入した塗材である。密度の高い複数の金属をセラミック成分に加えて発泡させることにより、中空でφ50μm以下の微細なセラミックビーズを生成する。

塗装によりセラミックビーズが基材表面に積層され、熱浸透率が低く、放射率が高い不燃性塗膜を形成することができる。塗面の反射率は近赤外線領域で高く、遠赤外線領域では低くし、屋外塗装時の日射反射による夏季省エネ(遮熱)だけでなく、室内塗装時には、遠赤外線効果による体感温度への影響も期待できる製品となっている。

一般の水性塗料と同様の取り扱いが可能であり、内外装をそれぞれ同塗材、一般塗料で仕上げた住宅で冷暖房を稼動する実験の結果、消費電力削減効果は夏季で23.4%、冬季で21.6%を達成

また、屋根面への同塗材塗布前後で消費電力量約20%/年の削減を実証している。

ガイナ省エネ大賞受賞

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下地処理 屋根塗装

鋼板屋根の下地処理

スレート材とガルバリウム鋼板の複合屋根

スレート材とガルバリウム鋼板の複合屋根

鋼板屋根の足付け

鋼板屋根の足付け

左既存、右足付け(研磨)

左既存、右足付け(研磨)

手元で圧力を調整し高圧洗浄

手元で圧力を調整し高圧洗浄

只今、弊社にとってご近所ともいえる北区滝野川にて、平屋の屋根の下地処理をしております。

道幅と隣地が狭く、トラックによる資材搬入が困難で、平屋で屋根勾配が比較的緩やかということもありましたので移動足場で作業を進めています。

仕上げは塗り断熱材のガイナで仕上げる予定ですが、大切なのはどんな材料を使用するか、それ以上に、どのような工程を行うかになります。

塗料の密着力を高めるため、ガルバリウム鋼板は専用の研磨材により足付け(表面の目粗しまたは研磨)を行っています。

その後、雨天の日にコンパネで近隣への飛散を防止しながら、手元で圧力を調整し、スレート屋根と共に高圧洗浄で汚れを洗い流しています。

塗装完了直後には目には見えなくなってしまう作業ですが、3年、5年、10年と年月が経つにつれて目に見える形のなって現れます。

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20190619 ガルバリウム鋼板の下塗り

屋根塗装

鋼板によるスレート材部分カバー

クラックガード

南側 反射の異なる部分が鋼板カバー

南側 反射の異なる部分が鋼板カバー

西面 反射の異なる部分が鋼板カバー

西面 反射の異なる部分が鋼板カバー

只今、日本ペイントの社員様のご溶解により文京区内において戸建住宅の塗り替えを施工させて頂いています。

とくに南西側に見られることが多く、スレート屋根は経年劣化により、ひび割れや欠けが発生している場合があります。

少量であれば、シーリング材や専用の接着剤で補修することもありますが、現場で判断し相応の量があると判断される場合、将来的なことを考慮し、専用のガルバリウム鋼板でカバーし安心していただくようにしています。

鋼板カバー後、全体を塗装で仕上げることで、補修跡が目立たず将来的な風雨による被害から守ることができます。

参考までに屋根の塗料は、日本ペイントの新製品のフッ素樹脂以上の耐久性をもつ無機系のファインパーフェクトセラミックベスト遮熱仕様です。

ファインパーフェクトセラミックベスト遮熱

ガイナ施工事例 屋根塗装

塗る断熱材

ガイナ

ガイナ塗装完了

ガイナ塗装完了

施工前

施工前

豊島区内では、屋根外壁共に塗る断熱材「ガイナ」仕様による現場を進行中です。

特に屋根の塗装した効果は覿面(てきめん)で、屋根の表面温度は20℃程度下がることが証明されています。

つい先日も5年前に施工したお施主様より、体感温度はもとより、冷房効率が上がったとの喜びのお声を頂いています。

そして、ガイナは、遮熱塗料と異なり、「遮熱効果」だけでなく、室内の暖かい空気を外部に逃がさない「保温効果」もあるのが特徴です。

ガイナ省エネ大賞受賞

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