点検商法にご注意ください

作業着を着て業者を装い「近所で工事しているものですが、屋根の板金が剥がれそうになっていますので、無料点検差し上げます」

このようなことがあったらリフォーム詐欺の可能性が大ですので、屋根のは上らせてはいけません。

屋根に上らすと屋根の一部を故意に壊されて、その写真と撮って修理費の高額見積を提示され、言葉巧みに契約を迫られます。

直近のニュースによれば、彼らは、闇バイトで知られているように、SNSで実行役を集めて犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)が関与しているとみられています。

 

典型的な手口

1 突然訪問してきて、消費者が断りにくい内容のトークで近づいてきます。

「近くで工事をしている者です」「工事のあいさつにきました」

「お宅の瓦がずれている(浮いている)ようなので、無料で点検してあげます」など

2 点検後、画像を見せながら、消費者の不安をあおり、言葉巧みに工事を勧めてきます。

 「このままだと雨漏りしますよ」「すぐに工事しないと大変なことになりますよ」など

3 お得感を強調しながら、その場での契約を迫ってきます。

 「この場で契約していただければ特別にお安くします」「保険を使えばお金はかかりませんよ」など

 

突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。

保険金を利用できるという話を信用してはいけません。

少しでも不安を感じたら、すぐに消費生活センター等に相談しましょう。

万が一契約してしまった場合は、クーリング・オフ制度を利用してください。
契約した日を入れた8日以内であれば、違約金を払わずに無条件で契約を解除できます。

以下、点検商法における新聞記事からの抜粋引用です。

屋根工事の点検商法は、「近所で工事を始めるのであいさつに来た」と突然訪問し、「屋根瓦がずれているので無料点検してあげる」「このままでは瓦が落ちて隣家に迷惑がかかる」などとせかして不安をあおり、望まない工事をその場で契約させる手口だ。

警視庁生活安全総務課によると、悪質リフォーム業者の特徴は、
(1)地区ごとの営業担当者が手当たり次第に一戸建てを訪問
(2)親切なふりをして不安をあおる
(3)屋根工事の契約後、さらに外壁補修など追加工事を契約させる
(4)ワゴン車ではなく普通乗用車にはしごを積載
など。同課の二宮健課長は「突然訪問を受けても点検させたり契約したりせず、不審なら警察に相談してほしい」と話した。

 

国民生活センター

警視庁