202201/15
外装木部の再生
オスモウッドステインプロテクター
昨年より携わらせて頂いています外装木部再生の現場です。
周辺に大切な植木がありますので、あく洗いには生成分解されるオスモウッドリバイバージェルを使用し、洗浄後の木肌をサンドペーパーで整え、木材保護塗料で仕上げていきます。
材料は洗浄剤と同じメーカーのオスモウッドステインプロテクターです。
木材保護塗料には、大きく分けて、石油化学合成によるキシラデコールやシッケンズ、植物油脂系によるプラネットカラーやオスモがあります。
植物系の塗料は耐候性が弱く、内部向きのように誤解されていますが、実は石油化学系の塗料よりも耐候性が強いことが実証されています。
理由としては、
①原材料で使用されている天然油脂が溶剤系の合成油脂の粒子よりも小さいため木材に深く浸透すること、
②塗料自体に占める油脂の割合が多いこと
③有機顔料ではなく、鉱石顔料などの無機顔料を使用していること
などのがあげられます。
上記のことから、オスモウッドステインプロテクターを1回塗りで、石油化学系の塗料を2回塗りの耐久性を出すことが可能となります。
あえて、欠点を挙げるならば、自然の鉱石顔料ゆえ、鮮やかな原色を出すことができないこと、そして価格的に高くなってしまうこととなります。