202004/06
ラムダの生地仕上Ⅰ
プラザオブレガシーA2
外壁材は、強度、耐久性、耐火性、耐水性、遮音性に優れ、コンクリートの風合いがあり、デザイン性を重視した建物に使用されることの多い、押出成形セメント板のラムダです。
▶ラムダ
建材としてあらゆる機能を有し、優れた外装材ではありますが、吸水率が高い素材なので、湿度が高く、空気がこもりやすい場所や部位は、コーティング機能が切れてしまうとかびやすいのが欠点です。
このカビは経年によって素材に根を張るまでになり、高圧洗浄だけでは到底取り除くことが出来ません。
単に塗りつぶしてしまう仕様であるならば、強力なエポキシ下塗り材で閉じ込めてしまえばよいのですが、ラムダの風合いを生かし、再生させるためには、このカビを分解除去し、元通りの風合いを取り戻す工程が必要となります。
当社は、汚れの種類によって多くの洗浄剤を開発しているプラザオブレガシーの認定施工店でもあり、LineなどのSNSを通し、現況の状態や試験洗いをすることで、素材を傷めず最適な洗浄剤と希釈率を決定させて頂いております。
こちらの現場ではカビ取り洗浄剤のA2を2倍希釈にて塗布し、10分程度経過したのち高圧洗浄150kg/c㎡で洗浄いたしました。
こうすることで、ラムダの風合いを生かし、耐久性、耐火性、耐水性などの機能を新築時同様に蘇生させることができるのです。