サイディング シーリング

シーリング2

材料について

シーリング2

既存シーリングをきれいに撤去し

サイデイングの凹凸に応じマスキング

サイデイングの凹凸に応じマスキング

シーリングを打つ職人とならし職人の連携

シーリングを打つ職人とならし職人の連携

オートンイクシード

オートンイクシード

 前回のシーリング撤去の違いから施工品質や業者選定の在り方について簡単に綴らせて頂きました。

今回はシーリング材の種類やサイデイングの目地や窓廻りに適した高品質なシーリング材について触れさせて頂きます。

尚、全てのシーリング材に触れますと幅が広すぎますので、外壁サイディングの目費や窓廻りに打たれるシーリング材について絞らせて頂きます。

外壁サイディングの目地や窓廻りにおいて求められるシーリング材の機能は、

・壁の動きや振動によって伸縮が繰り返されても長期にわたり維持できる柔軟性

・紫外線や雨、外壁の蓄熱によっても長期に劣化することのない耐候性

・シーリングの上から塗られる塗料との相性

の3点となります。

上記から、自ずと以下のシーリング材は消去されます。

・アクリルシーリング:著しく耐久性並びに耐候性に劣る

・シリコンシーリング:塗料との密着せず、伸縮率もない

・ポリサルファイドシーリング:塗料に可塑剤が移行し、塗膜を汚染するブリード現象を生じさせる

残る、ウレタンシーシーリングと変成シリコンシーリングが適切と言えますが、変成シリコンの場合、ブリードを生じさせてしまうので、変成シリコンでもノンブリード機能があるもので、以下がサイディング目地と窓廻りに適正なシーリング材と言えることとなります。

・ウレタンシーリング

・変成シリコンシーリング(ノンブリード型)

一般的にウレタンシーリングは塗料との密着は良いものの、紫外線に弱く耐候性に劣り、変成シリコンは耐候性に優れているものの、塗料との密着が悪く、ブリードを起こすことが欠点です。

いったい、これらの欠点を補う高品質なシーリング材はないのでしょうか…

昨年から当社が主に使用しているシーリング材はオート化学のオートンイクシードを紹介させて頂きます。

オートンイクシード

可塑剤に依存しないLSポリマー技術による柔軟性維持や、CRオリゴマーによる美観維持など多彩な機能がありますが、わかりやすくすると下記の通りとなります。

・ウレタン系であることから、変成シリコンと比較し、塗料との密着に優れ

・ブリードを起こすこともありません

・壁面の振動に対し、長期に柔軟性を維持し耐久性に優れ

・紫外線や雨、蓄熱による劣化を長期にわたる防ぎます

・サンシャインウェザーメーターによる耐久及び耐候性の理論値は20年以上

以上のように非常に高品質です。

さて、高品質な施工とは、「施工部位に応じ、的確で高品質な材料を使用して、高い技術力で施工すること」という言葉に集約されます。

どんなに施工技術が高くても材料が粗悪であれば、施工品質は低くなり、逆にどんなに高品質な材料を使用しても、施工技術が未熟であれば、施工品質は高くはなりません。

大切なのは、的確で高品質な材料を高い技術力で施工することとなります。

特にシーリングに関しては、外壁の一次防水機能が塗装以上にシーリングに依存しているので、材料を指定でいるような場合は材料品質をきちんと確認することが賢明と言えるでしょう。