201408/04
木製玄関ドア
全面剥離後着色ウレタンクリヤー仕上
比較的技術的に難しく当社が得意とするもので、木製玄関ドアの塗り替えががります。
なぜ難しいかといいますと、玄関ドアの場合木目を生かした家具調の着色ウレタンクリアーで仕上がっている場合が多く、既存のクリアー層が剥がれて汚れか染み込んでいることが多いので、下地処理の段階で既存塗膜を全剥離を行い、染みを抜く工程があるからです。
この下地処理の工程は一般的な戸建て住宅の塗り替えや内装工事であまり遭遇しないので、経験することも少なく、経験少ないゆえに失敗してしまうことも多いからです。
まず、1日目は既存塗膜の全剥離に集中いたします。
半透明仕上げの為下地を傷つけてしまうとそのまま出てしまいますので注意が必要となります。
そして、剥離剤によって既存塗膜を全て剥がした後は、剥離剤が残らないようシンナーですべて洗います。
2日目はしみ抜きと着色の工程となります。
し みは剥離剤では抜く事が出来ませんので、あく洗い時に使用する薬品を2~3種類使用ししみ抜きを行います。しみを抜いた後、ようやく塗装工程となり水性ス テインによって着色を行います。比較的しみが少なければ、午前中で着色までの工程が出来るのでマスキングや養生を行い着色クリヤーを2~3回程度吹き付け ておきます。
基本的に外部の木部を着色ウレタンクリアーで仕上げる場合、耐久性を重視するため、触れた際の仕上がり感や膜厚を厚くするために使用することが多いサウンディングを使用することはありません。
3日目は昨日のクリアー塗膜を研磨しさらに3回に吹付を行い乾燥後養生を取り完成となります。
総括を申し上げれば、美感と耐久性を両立させるためにはそれなりの労力と日数が必要になり、それに伴う適正な費用が発生いたします。
ご参考までに費用ですが、
●既存塗膜の全面剥離
●薬品によるあく洗い
●着色ウレタンクリヤー
3日間かけて施工させて頂き、費用は税抜¥200,000となります。
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