201203/12
美匠
施工品質を維持する大切な道具
塗装することは、耐久性を維持することと同時に、より美しく仕上げることも重要なのは皆様周知の事実のことと思います。
特に画像にあるように洗練されたデザインのマンションのエントランス位置していること
打ち放しコンクリートとガラスブロック、タイルと質感を意識した素材にあえて塗装面をアクセントとして設計されていることが一目瞭然であれば、お施主様がこの部分にどのような仕上がり感を望んでいるかは確認するまでもありません。
サンドペーパーや凹凸部分のポリパテ処理、また、お施主様のご要望を満たし、品質と価格のバランスを考慮した塗料もは大前提として、その塗料を塗装する際の道具も大変重要な要素となります。
さて、前置きばかりが長くなってしまいましたが、こちらの鋼板の塗装面は「美匠」(好川産業)という短毛のウールローラーで仕上げさせて頂きました。
そんな「美匠」ローラーの特徴は下記の通りです。
①通常の短毛よりキメが細かい高平滑な仕上り
②鉄扉や内装平滑面でも発泡や毛抜け等の仕上り不良を軽減
③木部用ステインなど低粘度でも液ダレしない塗料保持力
短毛は毛丈4ミリが主流ですが、5ミリにすることで塗料含みがアップし、多少の凹凸面にも塗料が配れます。
ここまで書くとメーカーの回し者のように思われてしましますが、
さにあらず、
すべての製品に言える事ですが、製品が単独で独り歩きしているものはなく、すべての製品に開発者の思いが込められているものです。
「美しい仕上げが得られますように…」
そんな想いが込められ、細部にそんな思いが垣間見られ、その成果を達成した製品を厳選、使用し、仕上げさせて頂いております。