200901/31
ファローアンドボール2
英国のインテリアペイント ファロー&ボール
画像は昨日同様、マンション内装のスケルトンリフォームの現場です。
(東京都品川区)
折角なので再度英国生まれのインテリアペイント、ファローアンドバールのご紹介です。
FALLOW&BALL (Click!)
1930年代、英国南部のウィン・ボーンでジョン・ファローとリチャード・ボールによりファロー&ボール社が設立。
このF&Bのペイントは、最高級の天然素材を独自に配合され、英国で唯一自社工場での生産を続けています。もちろん揮発性有機化合物がゼロで日本基準よりはるかに厳しい英国基準(FDA )*をクリアーした、最高ランクの安全性を保持しています。
また、顔料が他社と比較し3~4割ほど多く使用され、塗った状態で細かい粉状になった顔料により受ける光の反射が一定方向にならず、奥行きのある微妙な表情を見せます。
この質感は単調でフラットな通常のペイント仕上げと異なり、日本の漆喰に似て「chalky(チョークのような)と表現されます。
*FDA (US Food and Drugs Administration)
一般食品から薬品まで幅広く規制、管理してる機関です。主に、一般消費者の健康維持、保護を目的とし、科学と法律の融合によって、より安全性の高い、効果的な製品を提供できるように企業をサポートしています。
ファローアンドボールが塗料殺菌用に使用している薬品はすべてFDAによって安全性が認定されています。
ファローアンドボールペイントは132色の英国伝統色をご用意しています。うち57色のナショナルトラストの指定色をもち、現在でもなおナショナルトラストの建築物の修復に使用されています。
18世紀を代表する建築家が好んで使っていた33 Pea Greenや、19世紀初めのイギリスを代表するAttingham Parkの美術館に由来する、42 Picture Gallery Red。この他にも様々な歴史を感じさせるペイントの名前は単に古く、退屈なものではなく、常に時代のスタンダードとしてその色と共に愛されています。