201409/22
広島県広島市立牛田小学校
塗魂ボランティア第35弾
北海道夕張ボランティアと同日、
平和記念公園より少し北、広島県広島市立牛田小学校では創立140周年の記念行事として九州、中四国塗魂ペインターズによるボランティア塗装が行われました。
140周年の記念行事ゆえ、全校生徒とご父兄様による大々的なイベントとなりました。
来年の終戦70周年を控えての深い意味あっての活動でもあります。
私たち塗魂ペインターズが何故社会貢献活動を決意したのか…
庶民の中の庶民たるペンキ屋の職人が、この世に生を受けた稀有なる運命に思いを馳せ、そしてこの生を最大限に全うしようと決意する中で、自身の周りの人を幸せにし、その笑顔に照らされ自身も幸せになる事を我が身をもって証明するためです。
その自身の周りを家族から友へ、地域から全国へ、全国から世界へ、どこまで広げる事が出来るかが一人の人間の無限の可能性を追求しようとする塗魂ペインターズの勝負と捉えております。
広島、かつては軍都として栄えし町、しかし、昭和26年8月6日、炸裂した忌まわしききのこ雲によって一瞬にして市街は廃墟と化し、十幾万もの尊い命が奪われし宿命深き町であります。
原爆を浴びた日より75年は草木も生えないだろうと言われた焦土、
その焦土に不思議なるかな夾竹桃の希望の花が咲き、現在は山陽一の活気のある広島へ、否
永遠の平和の原点の象徴である世界のヒロシマへと発展を遂げて参りました。
ここ牛田小学校に通う子供たちのおじいちゃんやおばあちゃんも、幼き頃原爆を我が身をもって体験した方も多いことでしょう。
私たちは、戦争を、原爆を、体験してないがゆえにその苦しみを到底実感することはできません。
わかりますなんて言うことの方が身の程知らずの傲慢になってしまうことは明々白々です。
しかし、わからないながらも最も苦しんだ場所とともに、最も苦しんだ人に寄り添いながら、わかろうとと努力するところに人間としての成長があるのではないでしょうか…
ゆえに、表向きは親子による塗装イベント、内には、戦争の世紀を平和への世紀へと転じ行く願いを込めての塗魂ボランティア35弾となります。
天の計らいゆえか、不思議にも当日は週間天気予報の雨の予報に反して快晴。
子供たちの眩ばゆい笑顔ゆえに、我が子の可愛い笑顔に照らされ自ずと父も母も笑顔となります。
この度の活動に陣頭指揮は牛田小学校のPTA会長でもある品川顧問、そして、藤目中四国長、遠山九州長の3銃士。人間味溢れる精鋭揃いの塗魂ペインターズの中にあって、誰よりも純粋で誰よりも優しく、誰よりも心温かき三人です。
そして、三人を支えるのは個性豊かな塗魂ペインターズの中に合って一際個性豊かな、中四国九州塗魂ペインターズ、
子供たちの数は塗魂ボランティア史上随一のため陰で支えてくださる心優しき塗魂女子会の皆様も集まって下さることとなりました。
作業中は、悠久なる時の流れの限りある人生の途上にあって、出会うべくして出会った仲間との賑やかで懐かしくもある不思議なる時間が流れていきます。
あっという間に時は流れ、終わりには、子供たち一人一人から感謝思いを込めた寄せ書きが発表されます。
「ありがとう」「また来てね」「楽しかった」「けして忘れない」そんな一人一人の言葉に視線を落とすにつれ自身の心が満たされていくのが実感されます。
「こちらこそ、ありがとう」「この仕事をしてきて本当に良かった」心の中で自身の声がこだまします。
この活動を継続するためには本業で王道を歩みながら勝利していく以外にありません。
有意義なひと時の感謝と明日よりの決意を込めて塗魂ボランティア35弾終了となり、10.10に塗魂ペインターズ本結成のために東京で集い合うこと誓い合うひと時となったことに違いありません。