201910/01
世界の女の子に生きていく力を
with the Girls
本日は、渋谷のビーガンレストラン8ablish(エイタブリッシュ)さんで壁面の一部と木製の物入をご指定の色で塗装させて頂きました。
色名は、"with the Girls"(女の子と共に)
10.11の国際ガールズデーに向け、ROOM BLOOM様のご依頼でさせて頂いた仕事です。
国際ガールズデーは、世界には宗教や因習によって女の子が差別される地域や国がまだ多く存在する中、国際NGOプランインターナショナルが「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を広く国際社会に働きかけていくため、国連に働きかけ、設定された日です。
このプランインターナショナルの貧困社会の女の子への支援活動は、"Because I am a girl"
《この活動のきっかけになったのは、2004年ドイツ人ジャーナリストがネパールのある村を訪ねた際に、目の当たりにした現状だったと言います。
外で薄い服を着て寒そうに震えている女の子と、部屋の奥で学校の制服を着て過ごす男の子。その差に愕然としながら、ジャーナリストは母親に尋ねました。「どうして男の子は元気で制服を着ているのに、女の子は暖かい服を与えられずやせ細っているのですか」母親の答えは、「だって、あの子は女の子だから(Because She is a Girl)」。母親も同様な扱いを受けて成長し、社会規範に従ってこのような思いを抱かされているのです。
この様子にショックを受けたプラン・インターナショナルのスタッフの方がリサーチを行い、3年後に立ち上げたのがBecause I am a Girlキャンペーンです。》
ROOM BLOOM様がペイントで何ができるかを熟慮し、"with the Girls"という色で"Because I am a girl"の支援活動を訴えていく試みです。
美観と保護という目先の価値ではなく、色彩によって、国際社会に正しい価値観を訴えていく。
たった1日の作業ではありますが、ペイントの大きな可能性を秘めた新しい試みに携わり、貴重な時間を刻むことが出来ました。