201105/18
シーリングの打ち替え
まずは、既存シーリングの撤去から
こちらの現場は4日目、外装の高圧洗浄、外構の薬品洗浄、鉄部の錆止めまで進み、本日からシーリング工事に着手しております。
このシーリング工事、外壁がパネルやサイディングの場合目地や窓廻りに必ずシーリングが打たれておりますが、外装メンテナンスにおいて最も重要な工程と言えます。
そして、この外装パネルのメンテナンス時におけるシーリング処理には「増し打ち」と「打ち替え」の2つの方法があり、それぞれの工法は以下のように分けることができます。
1.比較的新しい部分や、弾力性の残っていて「増し打ち」を行っても適正なシーリングの厚みがとれる場合には、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を打つ「増し打ち工法」
2.劣化が進み弾力性が残っていない場合や増し打ちによって厚みがとれない場合は既存のシーリング材を撤去し新しいシーリング材に打ち替える「打ち替え工法」
尚、シーリング材の「厚み」が取れるか否かによって工法が別れるのは、シーリング材は「厚み」が取れてはじめて、その機能(耐久性)を発揮できるためです。
こちらでは、以下の3点の理由から、全面的にシーリングの打ち替えを実施しています。
●築10年以上の歳月が経過していること。
●特に南面に関しては既存シーリングの劣化が著しく既に防水機能を果たしていないことが確認できること。
●打ち増しでは耐久性を確保できる適正な厚みが確保できないこと。
さて、話は変わりますが、塗装で出来る社会貢献を模索するボランティア塗装集団、塗魂ペインターズの東北復興支援第一弾として、被災によって失業を余儀なくされた塗装職人の受け入れ支援を開始致しました。被災によって仕事を失ってしまった塗装職人の方はもとより、受け入れ可能な塗装業者様はご遠慮なくご連絡くだされば幸いです。