201005/27
シーリング打ち替え
既存シーリング撤去
昨日は雨天の天気に合わせ高圧洗浄を終え、引き続きシーリングの撤去をさせて頂いております。
(茨城県つくば市)
外壁がサイデイングの場合、もっとも重要となる下地処理が、サイデイング目地と窓(サッシ)廻り、換気口などの設備廻りの既存シーリング下地処理です。
既存シーリングの下地処理の方法としては、下記の2種類があります。
●増し打ち〔打ち増し)
既存のシーリングは撤去せず残し、その上から新規のシーリング座を充填する方法
●打ち替え
既存のシーリングを撤去し新規にシーリングを充填する方法
増し打ちに関しましては、その上からシーリングを充填しても適正な厚みが取れる場合に限り、コストパフォーマンス〔費用対効果)が高く有効な手法といえます。
(例えば、ALC目地のように目地部分が凹の形状となっている場合など)
しかし、多くのサイデイングの場合は、既存のシーリングの上から新規のシーリングを充填しても適正な厚みが確保できないため、増し打ちは応急処置的な効果しかえられない場合が多く、到底、適正な処理とは程遠く、ほとんどの場合、「打ち替え」が必要となります。
シーリング撤去の工程は、及び注意点は下記の通りです。
1.シーリング撤去
文字通り、既存のシーリングを撤去する工程です。
鉄部のケレンも同様ですが、撤去するといってもどの程度きれいに撤去するかによって、この工程に関わる労力が大幅に異なり、それに応じて価格にも反映されます。
耐久性の視点から考慮すれば、相応の労力を費やし、出来る限り残シーリングが残らないよう撤去することが理想といえます。
(残シーリング削ぎ)
既存シーリングが充填された際、攪拌不足による不良硬化を起こしている場合などは、完全に撤去することが困難な場合もありますが、出来る限り綺麗に除去することが、シーリング打ち替えの施工の意味を深めます。