201905/10
基本作業に心を砕く
いろいろな高圧洗浄
外装塗装における下地処理で最も基本的な工程が高圧洗浄です。
見積項目には、単に高圧洗浄と記載されていても、業者によって使用される洗浄機器や洗浄ノズルは様々です。
防音型や水圧などいかなる洗浄機を使用するか、または洗浄ノズルを使用するかで、ご近隣への配慮や洗浄力が異なりますので、結果的に下地の調整度合いは雲泥の差となることも少なくありません。
この差は5年10年という歳月が経過して初めて目に見える形で表れてまいります。
仕上りの完成を引き渡し時と見据えるのか、それとも10年後に、「良い仕事をしてくれていたんですね」と笑顔でお声がけして頂くことを想定するのかによって、使用している設備や洗浄法が決定しているのです。
異なる職業や業界であっても同様のことが言えると思いますが、実は、見積書を見れば一目瞭然のシリコンやフッソ等の塗装仕様よりも、基本的な作業にどれだけ心を砕き、いかなる姿勢で取り組むのかが職人や施工者の仕事に対する心が現れる部分と言えるのでしょう。