屋根塗装 雨漏り

タスペーサー

雨漏りさせないために

タスペーサー

雨水の滞留を防ぐタスペーサー

雨水の滞留を防ぐ縁切り作業

雨水の滞留を防ぐ縁切り作業

 画像は屋根塗装における一連の工程の一場面で、白く塗られている部分は、下塗りで、遮熱機能のあるシーラー、雪止め金具廻りがグレーの部分は中塗り材のガイナ、瓦と瓦の間にいくつも見える黒いものが縁切り部材のタスペーサーです。

屋根塗装の塗装工程は、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りとなります。

しかし、上記のような洗浄の塗装工程だけですと、塗膜が厚くなり、瓦の重なり部分に塗料が詰まり雨漏りの原因となってしまいます。

なぜ雨漏りの原因になってしまうのかという結論の前に、まず、屋根の防水構造からご説明しますと、

屋根の防水構造は、仕上げ材の瓦のみで防水機能が完結しているのではなく、第一に屋根材である瓦を下から順々に重ね合わせることで雨を浸入させないしくみを施し、次に、屋根材の下に雨水の不慮の浸入があった際に、屋根材の下防水機能のあるアスファルトルーフィングによって雨漏りを防ぎ、瓦と瓦の重ねり部分の隙間から、速やかに外部へ排出できる仕組みとなっています。

専門的に綴らせて頂きますと、屋根材が一次防水として、屋根材の下のアスファルトルーフィングが二次防水として働き、防止機能を完結していることとなります。

さて、最初の話に戻りますと、もとより屋根の防水機能は屋根材だけでは完結できず、屋根材の下に雨水が回ってしまった不慮の浸入の際に、瓦と瓦の重なりから雨水が排出される構造になっていますので、重なり部分が塗膜でくっついてしまったり、塗料が詰まったりしますと、雨水が排出されず、瓦とアスファルトルーフィングの間にいつまでも雨水が滞留してしまうことになります。

そうしますと、アスファルトルーフィングを抑えているタッカーや瓦を取り付けている釘穴の周りから雨水が染みこみ雨漏りを引き起こすこととなります。

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